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求人広告を依頼する際のメリット・デメリット

このページでは求人広告を依頼する際のメリット・デメリットをご紹介いたします。

広告媒体の特徴別 メリット・デメリット

紙媒体・Web媒体のメリット・デメリット

メリットデメリット
紙媒体・その地域に住む・通勤通学する人を採用したい場合に強みを持つ ・会社や店舗の宣伝として効果も見込める ・気軽に手に取ってもらいやすい ・主婦・シニア層の採用に向く・エリアが限られる ・広告枠に入る情報量が少ない、枠を大きくするとコストがかかる ・配布地域以外の人材採用には向いていない ・若年層は手に取らないことも
Web媒体・紙媒体よりも多くの情報を盛り込める ・地域関係なく応募してもらえる ・Web上で絞り込んで入ってくるのでミスマッチしにくい ・応募情報もオンライン経由で管理できることが多い・サイト閲覧者にしか伝わらない ・潜在的な転職者が気軽に目に触れることは少ない ・シニア層などWeb媒体での求職活動を行わない層には届かない

<紙媒体のメリット・デメリット>

メリット:
求人広告誌や新聞など、紙媒体の求人方法は誌面のボリューム・読みやすさにも制限があるため、
地域別の作りになっていることが多くなります。
地域密着で、地元の人材を採用したい、と思ったときは、
  • ふとした時にコンビニのラックの無料誌を手に取ってもらえる
  • 新聞を読んだときに目にしてもらえる
そんな求人方法が向いているでしょう。
アルバイト・パート、シルバー層の獲得などに向いていると言えます。
デメリット:
エリアが限られる点がデメリットになることもあります。
例えば全国規模で転勤がある正社員の募集などでは地方の求人広告誌・新聞では難しいことも。
また、紙媒体の特徴として、誌面の大きさ・広告スペースの枠の制限がある点もデメリットです。
たくさんの情報を知らせたい、細かな社内の雰囲気を伝えたい、そんな時には向いていません。

デジタル媒体のメリット・デメリット>

メリット:
紙媒体では制限のあった「情報」が多く掲載できるのが良い点です。
例えば自社の雰囲気や製品・サービスを知って欲しいと思った時、紙面では伝わらない部分も
リンクや画像・動画の活用などで伝えやすくなるでしょう。
紙面と違いエリアの区分がないため、地域を問わない求人活動を行いやすいのもメリットです。
応募者はある程度の絞り込みをかけて閲覧をするためミスマッチが減りやすい点や、
応募情報・面接のやりとりなどをオンライン上で速やかに行いやすいのもメリットでしょう。
デメリット:
そもそもの部分ではありますがWeb媒体を見ない人には届きません。
そのため、求職活動=紙媒体・ハローワークと思っている層には届かないですし、
Webの閲覧に慣れた方でも、まずサイトに検索で入ってこなければ閲覧してもらえず、
更に求人情報サイトや求人検索エンジンでは条件検索で引っ掛からなければ見てもらえません。
必ず誰にでも届くものではない点はデメリットでもあります。
紙媒体と比較し「偶然見る」確率は低く、潜在的な転職者層へ情報が届くことは少ないでしょう。

有料広告・無料広告のメリット・デメリット

メリットデメリット
有料広告・有料媒体に掲載しても人材紹介よりは安く済む可能性がある ・仕事を探したいと思っている層に届けやすく、採用に至る可能性を高められる ・媒体側に採用につなげるためのノウハウの蓄積がある・費用を払っても採用できる保証はない ・採用できなくても料金がかかるので長期化するとコストがかさむ
無料広告・料金がかからない ・緊急度が低い場合利用しやすい・求職者より求人が多い可能性が高い ・長期化しても見直さずに過ごしてしまうリスクがある ・企業イメージに響くことも

<有料媒体のメリット・デメリット>

メリット:
有料の求人手段(求人情報誌への掲載・求人サイトへの掲載など)はコストがかかります。
しかし、人材紹介の利用よりは費用がかからないケースが多いようです。
下記はtimee掲載の記事からですが、
有料求人サイトを使用した採用にかかるコストの平均はおおよそ以下の通りです。
  • パート・アルバイト:1~5万円
  • 中途採用:10~30万円
  • 新卒採用:80~150万円
他のサービスを利用すれば、平均35%の手数料を取られることもあるため、
有料求人サイトは安くおさえられるといえるでしょう。
とあり、平均年収の35%の手数料とみるとそれなりの額になると思われます。*
トータルでみてコストを抑えられる確率は高いでしょう。
人材紹介の費用の仕組みについてはこちらをご参照ください。
また、求人サイト・求人情報誌へアプローチする層は仕事を探している層になることが多く、
実際に仕事を求めている方へ確実に情報が届く可能性を高められるのが長所です。
ちなみに、求人媒体を運営する側は日々様々な求人情報を扱っており、
採用・不採用の分かれ目も見ています。
具体的な時期要因・環境要因・貴社の条件などを照らし合わせて求人情報の改善策について
ご相談に乗ってくれたり、ご提案をしてくれたりもするでしょう。
デメリット:
費用が発生するが、費用を支払っても採用できる保証はないという点がデメリットです。
仮に条件に難があったり、求人市場が人不足の場合は長期化してしまうこともあります。
長期化すればするほどコストがかさむ点は大きなデメリットとも言えるでしょう。
また、掲載順位については紙媒体の場合は広告枠の基準・大きさ次第で変動し、
Web媒体の場合はバナーやオプションの有無などによって変わります。
広告枠のサイズや選んだプランによっては
  • たくさんのお金を出したけれど採用できなかった
  • 半端にお金を出したところより高額で同業他社が出していたので埋もれてしまった
  • 小さな枠で良いと思っていたら全然採用に至らないで数ヶ月が経ってしまった
なども起こることがあり、長期化することでコストがかさむこともあるでしょう。
(ちなみに、小さな枠で掲載し、一週間で採用に至ることもあるので、
こればかりは掲載してみあいとわからない部分とも言えます。)

<無料媒体のメリット・デメリット>

メリット:
やはり「採用コストがかからない」点が最大のメリットです。
無料で採用できる可能性がある、というのはとても大きいですよね。
無料の手段も複数あるのでいくつか利用したらどこかで採用に至る可能性はあります。
切羽詰まった状況下で無料媒体のみに頼るのは危険ですが、
「良い人がいたら増員しようかな」といった緊急度の低い求人にも活用しやすくなります。
デメリット:
誰でも無料で利用ができるためたくさんの企業が利用する・求人数が多くなります。
そのため、有料媒体+無料媒体で利用する方も多く、
また、無料媒体になんとなく掲載したまま長期化しているものも多くあるでしょう。
ボリュームが多くなればなるほど、求職者の数より求人数が多くなり、採用確率は下がります。
緊急の場合は採用確率を上げたいため、無料媒体のみを利用するのは危険とも言えるでしょう。
また、長期に渡って求人を出したままのケースでは、それが常態化し、
求人市場の変化に気づかない・見直しをかけないまま掲載され続けてしまうリスクがあります。
あまり長く掲載し続けていると「いつも募集している企業」と認識されかねません。
場合によっては「人が定着しない会社なのかな」「何か問題があるのかな」など
企業イメージの悪化につながることもあるので、定期的な見直しをしながら運用しましょう。

媒体種類別のメリット・デメリット

求人情報サイト・検索エンジン

メリット:

  1. 費用を抑えられる可能性がある
先に述べた通り、求人情報サイト利用は他の採用方法よりコストを抑えられる可能性があります。
人材紹介会社や他の有料サービスより低価格で採用につながる可能性があります。
  1. 気になる人材へアプローチしやすい
ハローワークや新聞広告などは掲載し、連絡が来るのを待つ状態ですが、
求人情報サイトには「スカウトメール」など、アプローチできる機能を備えたものがあります。
自社の条件に合わせて絞り込み、マッチングしそうな登録者へと自社を売り込むものなので、
待つだけでなく獲得に向けた動きを取りやすいのが求人情報サイトの特徴です。
  1. 効率の良い活動がしやすい
Web媒体の利点はWeb上でやりとりをでき、保存しておくことが可能な点です。
例えば電話や封書で応募連絡を受領すると、都度のやり取りに時間がかかります。
また、メモや書類の紛失などが発生したら一大事ですよね。
Web上で全てを管理でき、場合によってはオンライン面接なども行いやすくなります。
ちなみに、求職者側もリンクなどで貴社の情報にアプローチできるので、
説明会に足を運べなくても、オンライン面接でも、貴社の情報をある程度理解してから
応募・採用となることが多いでしょう。

デメリット:

  1. 費用がかかる、目立つ枠を購入しようとすると高額になることも
どうしても費用は発生します。
また、費用によって掲載方法や掲載ボリュームが変わったりするので、
大きく掲示したい・バナーや特集などで掲載したい場合は高額になってしまうこともあります。
求人市場が人手不足で採用難が予想される場合、特殊な仕事・エリアで難度が高い場合などは
長期戦になることも念頭に置いて予算を決定しましょう。
  1. 採用業務の負担が増えることも
求職者にとってWebでの応募は簡単迅速です。
履歴書・職務経歴書などのフォーマットができていれば、それを送るだけで良いので、
1枚1枚を手書きする必要がない分、まとめて複数社へ応募することができるのです。
最近は面接もオンライン活用が増えておりますし、移動の時差などもないので、
同時に面接できる企業数が増えているとも言えるでしょう。
もし、A社と面接し連絡が来ない間にB社から連絡が来た、となればA社を志望していたけど
B社を優先しようか、などとなることも考えられます。
これまで以上に迅速なフローでの連絡・面接・結果の通知が必要になっている点は、
メリットでもありデメリットでもあります。
  1. 自社の求人情報が求職者に届かないことも
Web上では絞り込み検索をかけることが一般的です。
例えば
  • 通勤の路線・最寄駅で絞り込んだときに漏れてしまった
 例:A線のB駅とC線のD駅の間に位置し、A線・B駅で検索されて漏れた。
 実際にはB駅からもD駅行きのバスがあり、10分ほど乗車で通勤が可能なのに漏れた。
  • 異なる業種名で検索をされたため漏れてしまった
 例:ルート訪問での販売員を募集しているが「営業」で検索されて漏れてしまった。
 「接客・販売」ならヒットしたが営業はヒットしない設定になっていた。
  • 時給の希望と一致せず漏れてしまった
 例:記載の時給は未経験者を想定していた。実際は経験者なら時給UPが可能だった。
など、想定と異なる検索をされてしまうと、
その人の手元に貴社の情報が届かない可能性があります。

求人情報誌

メリット:

1.地域密着型の採用に効果を発揮する
地域密着型の採用で効果を発揮する点が魅力です。
求人情報誌・フリーペーパーは、エリアを区切り、地域ごとの求人が掲載されています。
また、求人情報誌が設置されるラックは駅・コンビニ・スーパー・商業施設などにあるので
日常的にそのエリアで生活している人で求人情報を見ようと思った方の手に渡るため、
地域密着型の求人にはWeb媒体よりも効果的な部分があります。
2.業務内容や職場の魅力を伝えやすい
同じくエリアに強いハローワークと比較したときに、情報がより伝えやすい点がメリットです。
Webの情報量には敵わずとも*、職場環境・商品・働くメンバーの写真なども掲載できます。
魅力を伝えたり、現在のスタッフのインタビューを掲載したりも可能です。
※媒体によってはWebの求人情報サイトと連携していることもあります。
3.一覧で掲載され、ふと目に留まることがある
Webサイトのデメリット、絞り込みから漏れたらヒットしないを解消してくれます。
誌面の場合は一覧でそのページの情報が視覚的に入ってきます。
たまたまそのページを開いて貴社の情報が気になった、読んでみたら良いなと思った、
そんな求職者が応募者になり採用に至る可能性もあるのです。
また、紙は保管して見直すこともできるため、一度目は読み飛ばしてしまったけど
再度読んだらこの企業良いかもと思ったといったことも起きうるでしょう。
特集ページやエリアページの大きな枠などの活用をするとその確率も高まります。
4.担当者からアドバイスがもらえる
求人情報誌に掲載する場合は、キャッチコピー・写真の用意などが必要です。
また、条件に難があれば改善を図ってから掲載した方が良い部分もあります。
求人情報誌の担当者は同業他社・同エリア求人を多くみています。
何をアピールしたら良いか、募集条件が不利ではないかをチェックして提案してくれるでしょう。

デメリット:

1.最終確認後の内容修正ができない
一度発行したものは掲載期間終了まで変更できない点は注意が必要です。
例えば「応募が来ないから条件をやっぱり変えたい」などはできません。
それだけでなく、誤字脱字の修正もできませんので、
「応募電話番号が違っていた」「掲載したい仕事と別の過去の原稿を載せてしまった」
などがあったとしても変えることができないのです。
特に複数の掲載をまとめて行う場合、複数店舗経営で本部で取りまとめている場合などは
原稿の確認段階でミスがないよう確認が必要です。
この際に内容だけでなく割り付け(掲載するページ)のミスがないかも確認しましょう。
例:A店の情報をB店のあるエリアページに掲載した
  A店の情報を、今回は巻頭特集に掲載する予定だったがエリアページに掲載した
などは起こりやすいミスのため気をつけてください。
2.求人広告を掲載できないことも
求人情報誌の表紙の裏、裏表紙など特殊なページは掲載できる企業数に限りがあります。
比較的、継続して掲載している企業も多く、掲載をしたい場合は枠の有無の確認から必要です。
また、募集の内容によっては媒体独自の審査があったり、法令上の確認が必要なこともあります。
例:公共施設(学校など)の近くに配布ラックがあることも多く、
  風営法にて規制のかかる職種の募集広告は原則掲載不可となっている、など。
また、上記以外にも商標・著作権の確認に時間がかかる場合は締め切りに間に合わないことも。
掲載可否の確認と余裕を持ったスケジュールでの依頼をあらかじめ心がけましょう。
3.スペースが限られる
求人情報誌は基本的には「枠」が決まっています。
その枠に写真を入れたいと思っても不可なこともありますし、
掲載しなければいけない募集条件が優先になってアピールが少なくなってしまうこともあります。
依頼の際は、枠の大きさに対してどれくらいのことができるのかを確認してから選ぶようにしましょう。

ハローワーク

メリット:

  1. 費用がかからない
ハローワークの大きなメリットは無料で利用できる点です。
求人票を閲覧する人はハローワークに登録し仕事を探している人なので、
良い人材が無料で獲得できる可能性があるというのは大きな魅力です。
緊急度の高いものをハローワーク1本で募集するのは危険ですが、
他の方法と併用する・緊急度の低い求人にも活用するなどでは使いやすいでしょう。
  1. 地域密着・地元の募集に強い
各都道府県で運営されているため、その地域の求人・地元人材の募集には向いています。
また、ある程度年齢が上の世代になると、Web媒体を閲覧しない層もいますが、
その層に届けることもできます。
地元の求職者を獲得したい場合はハローワークを活用してみるのも良いでしょう。

デメリット:

  1. 埋れてしまう・自社の良さが届かない可能性がある
無料で利用できる反面、情報が集まる分埋れてしまうことがあります。
また、純粋に条件面を記載して求人票を作る・情報量に限りがあるため、
会社の雰囲気や新しい取り組みに魅力があるものの条件があまり良くない求人などは
  1. 遠方の求職者が欲しい場合は向いていない
各都道府県の登録者に届ける情報なので、遠方の人材には届けられません。
例:
東京からのUターン・Iターン人材を募集したい
A県の店舗の店長候補を獲得したい
などの求人を地元で掲載してもあまり意味がないでしょう。
  1. 採用活動のサポートは得られない
ハローワークは職業を紹介する場所で、求職者に対してのサポートは行なっていますが、
募集する側のサポートは基本的に行なっていません。
自社で分析・改善をしながら採用活動を進めていく必要があります。

自社サイト内採用ページ

メリット:

  1. 自社に興味のある人に見てもらえる
自社のHPにアクセスし、採用ページを見た人=閲覧者なので、
そもそも自社に興味があり、検索して入ってきた人が応募者になります。
それなりに企業理念や製品・サービスについて気になるところがあり、
熱意を持って応募してもらえている可能性が高い点が大きなメリットです。
  1. 掲載コストがかからない
自社のHPに掲載するため、掲載費用が発生しません。
また、フォーマットや枠などもないので、自社の作りたい形で作ることができるでしょう。
  1. 自社の別のページなどのリンクを設置できる・動画なども活用できる
リンクを設置すれば、自社の情報をより理解した上で応募してもらえる可能性が高くなります。
動画などで仕事風景や職場環境、スタッフのインタビューなどを掲載することもできるでしょう。
伝えたい情報を自社サイトで完結してお届けできるのが大きな利点です。

デメリット:

  1. 制作コスト・運用コストがかかる
もし自社HP内に採用ページがない場合はまず制作する必要があります。
すでにある場合も、定期的にコンテンツを刷新し、最新の情報に変えていく必要があるでしょう。
また、検索にヒットするためにはSEO対策なども欠かせません。
もし自社で制作できない・更新作業をお願いしたい場合は外注コストが発生します。
それなりに高額になることもあるでしょう。
  1. 閲覧者にしか届けられない
自社のHP内のコンテンツとなると、自社HPを見た方にしか届かないのがデメリットです。
たまたま雑誌を閲覧していたら目にとまった、といった偶然の出会いはないので、
潜在的な求職者・自社について知らない求職者には届かないと思っておきましょう。

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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