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Web広告を発注する手順

Web広告を発注する際の大まかな流れ・手順を事前に把握しておくとスムーズです。
おおよその流れを見てみましょう。

Web広告を依頼する前に〜事前準備〜

広告運用の知識は得ておきましょう

広告運用を外注する場合であっても、社内担当者に広告運用の基礎知識は必要です。
広告運用会社が担当者の理解度に合わせて、わかりやすい説明を心がけてくれたとしても、基礎知識がなければ認識違いが生じる可能性は高くなります。また、ある程度知識がないと外注検討先から、雑な提案をされたり、だまされたりといったことにも繋がります。
少なくとも広告運用の基本的な用語やKPI、相場感などは押さえておきましょう。
ぜひこのガイドを活用ください。

スケジュールを確認しておきましょう

まずWeb広告をスケジュールを組むときのポイントを把握して依頼しましょう。
広告運用の外注では最低契約期間1~6ヵ月が設定されている場合が多いです。それは最適な広告運用をするためのチューニング期間が必要だからです。
運用期間はもちろん、事前にかかるスケジュール感も確認してみましょう。

 1. 要件整理にかかる期間を考慮する

ネット広告を配信すると一口に言っても、その種類・特徴は多様です。
数ある中からどの広告を展開するのか選ぶ必要があり、また効果が出るまで時間がかかる施策です。
もちろん、ネット広告を網羅的に展開していきたいという要望でも問題ありませんが、
例えばSNS広告を活用しよう、と思われた時、
・若年層向けの商材であればTwitter広告
・年代問わずアプローチしたいならLINE広告
など、商材によって詳細な方法が変わってくることもあります。
まず外注先を探す前に、事前に目的・ターゲットを整理し、運用方法を決めていきます。
その後Web広告会社へ依頼する場合は、複数回ミーティングを重ねて決めていくと安心です。

 2. 外注先選びにかかる期間を考慮する

どの会社に依頼するのかによって成果に大きく差が出る可能性があるのがWeb広告です。
外注先選びは慎重に行いましょう。
Web広告会社よって、リスティング広告の運用が得意な会社もあれば、
YouTube広告に強い会社もあるなど、特徴はさまざまです。
自社のニーズと代理店の強みがマッチするように注意しながら、外注先を選んでください。
しかし、1社ずつ提案や料金を確認していけば、時間がかかってしまい、
場合によってはあっという間に1ヶ月が経過していた…なんてこともありえますので、
・なるべく早く外注先を決めたい
・見積もり取得段階での何社もの営業電話は煩わしい
という場合には、複数社ピックアップし比較・検討でき、画面内で完結ができる
アイミツCLOUDを活用ください。きっとスピーディに選定することができるでしょう。

 3. クリエイティブ制作にかかる期間を考慮する

バナーや動画を制作するなどといった作業にかかる期間も考慮しなければなりません。
作るものによっては1ヶ月ほどかかる場合もあるため、
急いでいる場合にはすでにあるコンテンツを活用するなど工夫を凝らしましょう。
また、余裕を持った事前準備を心がけるようにしましょう。

 4. 審査にかかる期間を考慮する

Web広告ではそれぞれの広告に審査期間が設けられています。
一般的に数時間〜数日間で審査は完了するものが多いのですが、
場合によっては数週間かかってしまうこともあるため注意が必要です。
また、申請内容によっては申請が通らないこともあります。
例えばYouTube動画広告の場合、
・誘導先のランディングページに問題がある場合
・根拠となるデータのない「業界トップ」「絶対に痩せる」などの誇大広告の場合
審査に落ちてしまいます。
修正して再申請を行うとなればその分時間もかかってしまうため注意しましょう。

Web広告依頼を発注する際の流れ

ここからは、Web広告を依頼する際にどのようなスケジュールで進んでいくのかご紹介します。
Web広告には、様々な種類がありますが、広告配信までの大まかな流れはあまり変わりません。
大まかなスケジュールを見ていきましょう。

1. どのWeb広告を活用するか決める

いくつも種類のあるネット広告の中からどれを配信するのか決めなければなりません。
自社の商材とターゲットを分析し、さらには現状課題・Web広告の目的・ゴールを決定します。
それらを考慮し、最もマッチしていると思われるものから挑戦してみましょう。

2. 予算を決める

続いて大まかな予算を決めていきます。予算感の把握にはこちらのページを参照ください。
ちなみに、Web広告の運用については運用手数料をWeb広告会社へ支払います。
広告費の20%ほどである場合がほとんどですので、
仮に30万円の広告費がかかると、プラスで6万円の運用手数料が発生することになります。
また、クリック・再生・アクション何でカウントするかでも費用は変動します。
費用相場がそれぞれでバラバラであることも覚えておき、
もしもこの時点で予算感が定まらない場合はWeb広告会社に相見積もりをお願いしましょう。

3. 外注先を決める

依頼したい内容と予算が固まったら、その情報をベースに外注先を決めましょう。
依頼できる会社のパターンとしては、
・ネット広告以外にも幅広く広告出稿をサポートしている広告代理店
・リスティングやYouTube広告などそれぞれに特化したタイプの代理店
・SEO対策やランディングページ制作などもあわせて依頼できるWebマーケティング会社
など多様にあります。
自社が広告運用に際して求めるものと費用とを照らして検討しましょう。
<ご依頼をする際に相談すべきこと>
気になる企業があればまず相談・問い合わせをしましょう。
・どのネット広告を配信しようと検討しているのか
・予算はいくらか   ・配信期間はどれくらいか
・目標は何か    ・現状抱えている課題は何か など
依頼内容や課題、目標などを説明できるように整理しておくと安心でしょう。
もしもどの広告を配信するのか決められていないという場合には、
その点に関してもあわせて伝えます。
その場合はどの広告がマッチしているのかを提案してもらえるでしょう。
 
<広告運用方法を提案してもらう際のポイント>
外注先を選定する過程では、広告運用の方法について提案を受けます。
・プロモーション立案 ・媒体のプランニング ・見積もり
などをもらい、しっかりと詳細を確認するようにしましょう。
わからない言葉や難しい部分があれば、必ず質問することを忘れないでください。
 
特に、質問が出た時に、専門用語などは使わずわかりやすく説明してくれるかは重要です。
ネット広告の運用代行を頼む会社は、自社にとっての伴走者ともいえる存在です。
密にコミュニケーションを取り、連携して広告運用を進めていくことになります。
「説明してくれない」「質問に対して丁寧に答えてくれない」と違和感があるなら、
その会社との契約は控えることをおすすめします。

4. 契約

外注先を選定し、提案について問題がなければ、契約へと進みます。
ここで注意しておきたいのが、1社からしか提案を受けずに契約することは避けましょう。
Web広告に限った話ではありませんが、複数の提案や見積もりを確認してから最終決定を行うと
失敗するリスクを抑えることができます。
「A社の担当者の方が誠実に対応してくれた」
「B社はほぼ同じサービス内容でも手数料が高い」
などといった発見があるかもしれないため、1社だけに話を聞いて決めるのではなく、
複数社から絞る形で外注先を決めましょう。

5. 初期設定・配信のための準備を行う

外注先との契約が完了したら、ネット広告の配信に向けた初期設定や準備の段階に入ります。
広告アカウントの登録・キャンペーンの設定・ターゲティングなど
諸々の作業を、外注先にまとめて任せることが可能です。
このタイミングで、バナーや動画などの制作が必要となる場合も少なくありませんが、
クリエイティブについても一括で依頼できる会社であればスムーズでしょう。
また、SNS広告の場合はアカウントの開設時に審査があることがあり、注意が必要です。
<SNS広告のアカウント審査期間>
Twitter広告の場合には2〜5営業日程度
LINE広告の場合は3〜5営業日程度
場合によってはこの日数以上にかかることもあれば、審査に落ちてしまうこともあります。

6. 広告配信開始

広告配信の準備が整ったら、実際に広告を配信し運用を始めましょう。
ちなみに、Twitter広告以外のWeb広告のほとんどが、広告の出稿時に審査が必要となります。
<Web広告出稿時の審査期間>
リスティング広告…Google・Yahoo!ともに数時間〜1営業日以内
ディスプレイ広告…1〜2営業日以内
その他YouTubeやInstagram、Facebook広告…数時間〜1営業日以内
LINE広告…1〜2営業日以内
上記は平均時間で、これ以上の日数がかかってしまうこともあります。

7. データ分析・改善

広告代理店やWebマーケティング会社が運用代行する場合はデータ分析や改善も依頼可能です。
A/Bテスト*なども行いながら日々の成果を確認し、
より成果を出すためのチューニング**を進めていきます。
とくにリスティング広告においてチューニング作業は、非常に重要です。
・適切な入札単価への調整
・ユーザーニーズの分析
・コンバージョン***につながらないキーワードの排除
など、毎日コツコツと行っていかなければなりません。
外注すればそのような細かな作業も任せることができ、はじめての場合でも問題ないでしょう。
<用語解説>
*A/Bテスト:
Aパターン・Bパターンの2種類を用意し、
どちらのパターンをが高いコンバージョン率を得られるかなどを検証するもの。
**チューニング:
広告の品質を高めるための取り組みを進めていくこと
成果測定結果を検証し、仮設を立て、適切なものに修正していく作業を示します。
***コンバージョン:
Conversion=CV、「転換」や「変換」という意味を表します。
見込み顧客が行動を起こし、顧客へ転換するなど、
ターゲットが想定していた行動を起こすことをコンバージョンと呼びます。

8. レポーティング

外注先とは細かにコミュニケーションを取り合いながら運用を進めていきます。
月に1回ペースでレポーティング*も行われます。
普段コミュニケーションを取っている担当者だけでなく、
広告運用のチームメンバーや決裁権のある上司などいろいろな人が見てもわかりやすいように、
・サマリーやキャンペーン別のレポート
・クリエイティブ別のレポート
・キーワード別のレポート
などを作成してもらうことが可能です。
1ヶ月の成果だけでなく、今後の動き・新たな施策についてもまとめられているため、
何か他にも要望がある場合にはきちんと伝えましょう。
<用語解説>
*レポーティング:
広告運用では、Web広告会社より定期報告としてレポートを貰います。
そのレポートを見て、良かった点・悪かった点を分析し、 PDCAサイクルを回します。

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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