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データセンター利用のメリット・デメリット

データセンターを利用するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここではデータセンター利用のメリット・デメリットをご紹介いたします。

データセンターを利用するメリット・デメリット

<メリット>

データセンターのメリット
1.電力供給・通信状況が安定している
2.年中無休で365日・24時間運用できる
3. 管理が徹底している
5. 厳重なセキュリティ環境である
6. 災害対策が徹底されている

1. 電力の供給や通信が安定している

データセンターでは電力供給や通信状態が安定しています。
万一の停電などの際もサーバー・ネットワーク機器を稼働できるように、
通常のオフィスよりもバックアップ設備が整っていますので、
安心して利用することができるでしょう。

2. 年中無休で365日・24時間運用できる

例えばビルのメンテナンスなどで突然設備が使えなくなってしまった時、
データ管理では大きな障害が発生したり、大損害につながりかねませんよね。
データセンターはある日突然メンテナンスで使えない、といった事態が起きないよう、
年中無休で、365日・24時間体制で管理されています。
その分、運用もいつでもできるとも言えるでしょう。

3. 管理が徹底している

データセンターには、基本的に管理スタッフが常駐しています。
ただセキュリティ面で目見守っているだけではなく、
機器のプロが常駐することになるので、万が一の際の対応も迅速になります。
また、それだけでなく、暑さ・寒さに影響されて機器類がダメージを受けないよう、
温度・湿度などの管理も徹底されているのです。
もし、自社でこのような徹底的な管理を行おうとすると、
空調・予備電源の準備など設備だけでもかなりの費用がかかります。
保守管理のための人材・保守管理のための設備が同時に利用可能になるのがデータセンターです。

4. 厳重なセキュリティ環境である

データセンターはサーバーを預かる以上重要な機密情報をたくさん扱うことになりますので、
厳重なセキュリティを整えています。
部外者が容易に侵入できない、各ドアのロックが徹底されているなどの物理的な面だけでなく、
データのバックアップ保全・ネットワークへのハッキングの防止策なども厳重です。
また、万が一のトラブル対応も徹底されていますので、
自社のフロアでデータサーバを管理するよりセキュリティは万全と言えるでしょう。

5. 災害対策が徹底されている

侵入者やハッキングなどからサーバー・ネットワーク機器を守るだけではなく、
万が一の災害への対策も徹底されています。
例えば地震や火災など、建物そのものが危険にさらされる場面でも、
データサーバを守るために、耐震・免震設備・防火・耐火設備が徹底されています。
特に火災については、水をかけてしまうと機器類が使えなくなってしまうため、
消火設備にも工夫がなされています。

<デメリット>

データセンターのデメリット
1.それなりにコストがかかる
2.絶対に安全とは言い切れない
3. 運営会社の倒産などのリスクがある
4. 立地・社内制度によっては保守・運用が大変

1. それなりにコストがかかる

データセンターを利用する場合は利用料・回線料が発生します。
利用料金は、堅牢な設備の分、レンタルサーバーやクラウド型のサービスと比較し、
やはり高額になることが多いでしょう。
高機密・大容量のデータなどを所有しているのでなければ、自社管理も一案です。
また、データセンターに設置した機器を利用するために、
社内の設備とデータセンターの機器の回線を接続する必要があります。
回線料が発生することも念頭に置いておきましょう。

2. 100%安全とは言えない

やはり災害対策が施されていても絶対に安全であるとは言い切れない点です。
韓国ではデータセンター火災でカカオグループのサービスに障害が発生してしまった事例なども
記憶に新しいかと思います。
もちろん災害対策を徹底しているのがデータセンターのメリットではあるのですが、それでも
災害規模によっては、機器を守り切れないこともあるかもしれません。
万一の際の対策やデータセンター付近のハザードマップなどを確認しておくことも重要です。

3. 運営会社の倒産などのリスクがある

他社のサービスを利用してサーバー・ネットワーク機器を置くことになりますので、
データセンター運営会社の倒産などのリスクはあります。
データセンターに限らずどんなサービスでも企業間取引では倒産リスクは避けられないものですが
扱うものが機密事項であったり重要事項であったりする点がデータサーバーの特徴なので、
万が一の際のダメージは極めて大きくなります。
自社で対策をとるのが難しい部分になりますので、運営会社の経営状況などに注意し、
実績・信頼度を確認してから、信頼できるデータセンターを選びましょう。

4. 立地・社内制度によっては保守・運用が大変

社内にIT機器を設置していれば、何かあったときに社内で対処を行うことになります。
しかし、データセンターに預けている場合は、データセンターを訪れて対処する必要があります。
データセンターを選ぶ際のポイントでも述べますが、データセンターの立地は重要です。
万一遠い場合は、逐一出向くだけでも大変になってしまいますし、
トラブルが発生している場面などでは、1分1秒を争う緊急事態であることが多く、
遠方にある場合は大きなデメリットとなるでしょう。
また、データセンターはその特性上、セキュリティが厳重です。
セキュリティ認証に必要なものを不携帯の場合は中に入ることができません。
また、担当者が頻繁に変わる場合などは都度セキュリティ認証の設定なども必要になりますので、
人事交代が多い場合は手続きもやや大変になると思われます。

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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