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データセンターを導入する際の成功のコツ

データセンターを導入する場合の成功のコツとして、注意点を解説いたします。
よくチェックしてから選ぶようにしてください。

データセンター選びの成功のコツ

データセンターを選ぶ際は、失敗を防ぐため、以下の注意点をチェックしてから選びましょう。

1. バックアップ体制は十分であるか

万一の災害や停電の際、その影響を受けてはいけないのがサーバー類です。
サーバーやIT機器が故障した・電源供給が突然途絶えたなどがもし起きてしまうと、
保存しているデータやシステムに影響しかねません。
大切なものなので、万一の際の影響は甚大です。
そのため、最も注意しなければならないのは「安全面」です。
まず、「バックアップ体制」をチェックしてください。
データセンターによってはデータレプリケーションがサービスに組み込まれています。
もしそうでない場合は自社でバックアップデータを取得する必要があります。
どのような体制になっているのかの確認を怠ると大損害になりかねないため、注意しましょう。
また、停電時の電源供給体制の確認はとても大切です。
UPS(無停電電源装置)を設置し、安全にシャットダウンさせることができる
自家発電システムで安定供給を行うことができる
など各データセンターで設備があるでしょう。
その際に、「安全なシャットダウン」で問題がないのか「安定供給が重要」であるのか、
その求めるレベルによって必要な対策は異なります。
もちろん備えが万全であればあるほどコストは高くなることが多いので、
自社のルール・基準と予算とを照らし、選択するようにしましょう。

2. 災害対策は十分であるか

他のページでも口酸っぱく述べている項目ではありますが「災害対策」はとても重要です。
何らかのシステムを導入しているか、そのシステムはどのレベルの対策になるのか、
事前の確認を行なっておきましょう。
以下に述べるのはあくまで着眼すべき点の一例ですが、参考になさってください。
  • 火災予兆システムの有無
  • 不活性ガス消火設備の有無
  • 耐震、免震、制振等の構造設備の有無
  • 内部浸水対策の有無
また、設備面だけではなく、その土地の状況をチェックすることも大切です。
ハザードマップ上での警戒区域区分もチェックしましょう。

3. 回線設備は充実しているか

サーバーを管理・運用するためには回線設備・通信速度などが重要になります。
データセンターによって回線事情は異なります。
  • 専用回線を設置しているか
  • データセンターへのアクセスが集中した時でも高速に通信できるか
など事前に確認しましょう。
また、回線・ラックを増やしたい場合に対応できるかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
<ラック・スペースの空きを確認しましょう>
自社サーバーをデータセンターに設置している場合、
サーバーの増設/移行によって新しいラックやスペースが必要になることがあります。
しかし、いざというときに空きがないトラブルも発生します。
そうなると、複数のデータセンターを利用することになるので注意しましょう。

4. セキュリティ対策は機能しているか

データセンターには機密情報が多くあります。
内部不正や部外者による情報搾取事件も発生する可能性があります。
そこで、物理的観点からセキュリティ対策が徹底されているかどうかを確認してください。
サーバールームへの入退室管理は厳重に行われているか。
関係者以外がサーバーなどを操作できないようにシステムがロックされているか。
データセンターがどのレベルで物理的セキュリティを実施しているか細かくチェックしましょう。
また、近年はサイバー攻撃も、高度に・多様化しています。
新手のサイバー攻撃に対するセキュリティについてもチェックしておくと良いでしょう。

5. 立地条件と自社の目的は一致しているか

物理的な障害が発生したり、IT機器を交換する必要があったりする場合は、
データセンターへ直接足を運ばなければいけません。
また、保守運用などで頻繁に足を運ぶ可能性が高い場合は、注意が必要です。
自社から遠いエリアに設置されたデータセンターだと、対応までのスピードに時間がかかります。
そのため基本的には自社から近いエリアにデータセンターをもうけることが多いでしょう。
障害対応や機器搬入に遅れが出てしまいます。
従って、データセンターへ頻繁に訪れる可能性が高い場合は、
自社からほど近いエリアに設置されているデータセンターを選ぶことも想定すると良いでしょう。
反対に、そんなに頻繁に足を運ぶ可能性がない・対応が万一遅れても何とかなるものの場合、
つまりはリスクヘッジのための設備などはあえて遠方に設置する方もいます。
  • 自社から遠いエリアにデータセンターを設けて、万が一のバックアップとする
  • 自社に災害の影響が出たときに影響を受けない場所を選ぶ
  • コスト対策を優先する
そのために選ぶ場合は、立地条件が自社から近い場所ではなくなります。
データセンターを利用する目的・立地条件が理に適うものであるかをチェックしましょう。
 
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