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Web広告について
ここではWeb広告について解説をいたします。
Web広告の種類やWeb広告は何ができるか、と問われてピンとくる方は少ないように思います。
そこでまず、「Web広告とは何か」から見ていきましょう。
Web広告とは
Web広告とは、名前の通りインターネット上で表示される広告のことです。
ウェブサイトやメールを使用して行う宣伝活動のことを指します。
※テレビ・紙面・新聞などのインターネット以外の媒体広告はオフライン広告とも言います。
ネットでどんな広告をどうやって出すのか?と知識や経験がない初心者向けに、
Web広告に特化して営業や広告制作などを担ってくれるのが「Web広告代理店」も存在します。
Web広告の種類と特徴
Web広告は大きく以下の通り、運用型広告と純広告の2つに分類されます。
<Web広告の大分類>
- 運用型広告…配信場所や内容、入札金額がそれぞれ調整できるもの
- 純広告…インターネット上の広告枠を買い取った上で配信するもの
純広告よりもリーズナブルに配信できるほか、
ニーズの動向などにあわせ柔軟に運用できることから、運用型広告を利用する層が多いようです。
<運用型広告の方が人気な理由>
・純広告よりもリーズナブルである
・ニーズや動向などにあわせて柔軟に運用できる
さて、Web広告を2つに分類しましたが、
運用型広告内を細かく見ていくと更に多くの種類に分けることができます。
それではより細かな分類を見ていきましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことです。
検索結果の上位に来るサイトの方がクリックのされる確率が高くなるため、お金を
かけて上位表示させることを目的としています。クリックごとに料金が発生します。
検索エンジンで特定の商品やサービスを探しているユーザーを自社のサイトに誘導することが可能です。
<リスティング広告運用のポイント>
リスティング広告を運用する上で注意しなければならないのは、「クリック率が上がる
広告文を用意できるのか」です。
検索エンジンの検索結果に表示されるテキスト数には限りがあります。
「今だけ特別30%オフ」「セール中は全品半額」「イベント終了まであと◯日」など、
今すぐクリックしなければならないと思わせるような文言を入れるのも1つの手段です。
「今だけ」や「セール」などといった伝えたい情報はなるべく文章の手前に配置すると、
よりクリックしてもらいやすくなるでしょう。
ディスプレイ広告
Webサイトの広告枠に表示することができる画像や、動画、テキスト広告です。バナーで表示され
ることが多いため、バナー広告とも呼ばれます。
こちらもユーザーがクリックされるごとに課金されます。リスティング広告は、すでに課題を持っ
て解決策を探しているユーザーをターゲットにしていますが、ディスプレイ広告はまだ課題に気づ
いていない潜在ユーザーに広くアプローチができる手段です。
<ディスプレイ広告運用の注意点>
ディスプレイ広告の運用で注意したい点は「どこに掲載されるのかはわからない」ことです。
例えば、Google広告で利用できる「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」の配信先は
200万以上とも言われています。
そのため、非常に幅広いジャンルのサイトに広告を掲載することが可能になるのですが、
もしも表示させたくないWebサイトがある場合は除外設定を行うなど注意が必要となります。
ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、メディア上の記事やニュースなどのコンテンツの中に表示される広告のこと
です。口コミやニュースサイトなどの投稿記事の中に自然に宣伝が入っていること、ないでしょうか。
<ネイティブ広告の豆知識>
ネイティブ広告では「広告」「AD」「PR」など何らかの表記が入ります。
これはいわゆる「ステマ(ステルスマーケティング)」と間違えられないようにするためです。
ステマは「広告」だとわからないように中立的な立場を装って商品等の宣伝やイメージアップ
を行うこと宣伝されるため問題になっています。
そのようなトラブルを生まないよう、あえて「広告」とわかるように表示されます。
アフィリエイト広告
広告主がASP*に広告掲載を依頼し、それに応じて広告を作成します。
広告自体はテキスト・バナー・ボタンなど色々な形で掲載できます。
アフィリエイター**はASPを通して広告主と提携を組み、
ASPから提供された商材に関する情報を元に、自身のサイトやブログで広告を出し、
掲出した広告の成果に応じて報酬を受け取ります。
<用語解説>
*ASP(=アフィリエイト・サービス・プロバイダー):
広告主とアフィリエイトサイトの間に立っている業者のことです。
企業はASPに広告を登録し、アフィリエイトサイトが配信するのですが、
配信するためのシステムを提供したり・成果報酬の支払いを代行したりします。
アフィリエイト広告の運用をするためには、
広告主・サイト運営者ともにASPに登録をおこなう必要があります。
**アフィリエイター:
アフィリエイト広告を掲載する人のことです。
アフィリエイト広告を自分のブログやSNSに貼り、広告主から報酬を得ます。
具体的な流れは下の図を参照ください。

<アフィリエイト広告の注意点>
注意すべき点は「アフィリエイターのサイトクオリティ」をきちんと確認することです。
クオリティのあまり高くないWebサイトやブログに掲載されても、
お問い合わせや購入といった成果にはつながりません。
アフィリエイト広告の報酬は成果報酬型なのでコスト面の損失にはならないかもですが、
自社サービスや商品のイメージダウンにつながってしまうこともあるでしょう。
そのため、掲載先のWebサイトやブログについてはチェックすることが大切です。
SNS広告
FacebookやInstagram、Twitter、LINEなどに配信することのできる広告がSNS広告です。
SNSにはそれぞれ特徴があります。
・Facebook広告:ターゲティングの精度が高い
・Instagram広告:アパレルや美容、飲食系の商材に強い
・Twitter広告:ニッチなユーザーへのアプローチが可能
・LINE広告:全世代を通して多くのユーザー数がいる
それぞれの強み・特徴があるため、商材とマッチした媒体を選ぶ必要があります。
また、各SNSに広告を配信するだけでなく、
自社商材をSNSにてインフルエンサーに宣伝してもらうマーケティング手法、
インフルエンサーマーケティングを併用することも多いでしょう。
<SNS広告の注意点>
SNS広告を運用する際は目的に合わせて最適なチャネルと選ぶと良いでしょう。
SNSはそれぞれで利用している層や特徴が異なります。
例えば、
・ファッション美容関係、あるいはカフェやスイーツなどの商品であればInstagram
・健康食品やグッズなど40〜50代以降の男女をターゲットした商品であればFacebook
など、各SNSのユーザー層を考慮して広告運用をすることが重要です。
DSP広告*
WebサイトやSNSなど、複数の媒体に一元的に広告配信できるサービスです。
閲覧者の情報(性別、年代、趣味思考など)に合わせて表示される仕組みなので、
ターゲットを絞って広告を掲出できます。
<用語解説>
DSP:
Demand-Side Platformの略称です。
Deman-Sideとは需要がある方、つまり広告の発注者を示します。
発注者側が求めるターゲットに合わせて、広告を掲出する仕組みになります。
<DSP広告の注意点>
DSPではターゲットに合わせた広告枠の購入・掲出・分析を自動で行うこともできます。
最適化を自動で行う機能がありますが、
この機能がうまくいっているのかを管理する必要はあります。
定期的に期待値とずれていないかチェックをして、迅速に対応できるようにしましょう。
メール広告
電子メールでの広告全般を指します。メルマガなどがこの中に入ります。
<メール広告の注意点>
他の広告が間接的なアプローチであったり、「待ち」の広告であったりするのに対し、
メール広告はターゲットに対して直接アプローチをかけることが可能です。
伝えたいことを直接届けられるメリットがあります。
一方で、スパム・迷惑メールと見做されてしまうと読んでもらえなくなる恐れがあるので、
頻度や内容には注意をしましょう。
SEO対策
検索エンジンの上位にウェブサイトが表示されるようにする対策のことです。
検索エンジンのアルゴリズムに沿って、上位に表示されるよう設定をするものです。
<メール広告の注意点>
他の「広告」と違って、こちらは「対策」と表記されています。
具体的に宣伝を行うのではなくて、表示順位が下がらないような対策を取るためです。
尚、リスティング広告とSEO対策と、どちらも上位表示を目的としているものの、
大きな違いがあるので、次の項で参照ください。
<リスティング広告とSEO対策の違い>
リスティング広告もSEO対策も、「上位表示」を目的としているので、
似ている、あるいは同じもののように思えますよね。
SEO対策は、あくまでも検索エンジンに評価され上位に表示させるための対策のことです。
自社サイトのチューニングを行い、ユーザーの求めるものに最適なサイトを作ることで、
検索エンジンで上位に表示されるようになります。
この時、検索エンジンからサイトをクリックされても料金などはかかりません。
リスティング広告も同様に検索エンジンに表示されるものですが、
こちらはクリックされればされるほど広告料金は上がっていきます。
SEO対策は上位に表示されるまでに数ヶ月単位で時間がかかることも多いのですが、
即日で広告を配信できるので、すぐ効果を出したい場合リスティング広告がおすすめです。
リターゲティング広告
自社Webサイトに訪れたことのあるユーザーなどに対し、他のサイトを閲覧している際にも
自社商品・サービスの広告を表示させ、再アプローチすることのできる広告です。
例えば、自社ECサイトでカートに商品を入れたものの、購入に至らなかったユーザーがいた場合
他のWebサイトを閲覧している際に商品のバナー広告・動画広告などを表示させられます。
過去に閲覧していた、買おうか迷っていた商品の広告を再度見せることによって、
再びサイトに訪問するよう促すことが可能です。
<リターゲティング広告の注意点>
ユーザーのアクセス履歴に基づいて広告を配信するものですが、
同一のユーザーに同じ広告が何度も配信されてしまう、
広告枠が多い媒体では複数回継続して表示されてしまう可能性があります。
過度に広告が表示されてしまうと、しつこく感じられてしまう危険性があります。
購買意欲を掻き立てるための広告が過剰になってしまっては機会損失になりますので、
運用には注意が必要です。
また、既に購入されたユーザーに過剰に告知しないよう除外リストの設定なども検討しましょう。
動画広告
動画広告は、YouTubeなどで配信される動画形式の広告です。
・動画コンテンツ中に流れるインストリーム広告
・バナー広告の枠で配信することのできるインバナー広告
・記事やフィードの間で掲出されスクロールされると動画が流れるインリード広告
など、動画広告といってもその種類は様々です。
<動画広告の注意点>
主流になるのはインストリーム広告と呼ばれるものです。インストリーム広告には、
スキップできるもの(スキッパブル広告)・できないもの(ノンスキッパブル広告)があります。
ノンスキッパブル広告:
広告を最後まで見てもらうことでサービスや商品について知ってもらえるメリットがある
スキップできないことに対して悪い印象を持つ視聴者もいる
スキッパブル広告:
最後まで見てもらえないことも多い
興味のあるユーザーが見てくれるため、不快感を与えず訴求することができる
純広告
ここまでに紹介してきたネット広告は運用型広告と呼ばれ、
入札単価・入札価格の設定などを柔軟に行えるタイプの広告です。
一方、冒頭で大きく2つに分類されるとお伝えいたしましたが、
掲出価格や掲出期間が前もって決められているネット広告が存在します。
新聞広告や交通広告と似たような仕組みになりますが、これを「純広告」と呼びます。
掲載したい場合は検索エンジン上・Webサイト上の広告枠を購入します。
効果にかかわらず期間中は継続して料金が発生し、運用することはできないのですが、
掲出期間中は確実に広告が配信されている点が大きなメリットです。
ユーザーに対し確実に広告を届けたい、とにかく認知度を上げたいという場合にぴったりです。
いかがでしたでしょうか。
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