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電気工事を発注する際の成功のコツ

1.電気工事依頼を成功させるには

電気工事は専門性の高い工事であることから、工事内容や工程などは外注先に完全委任に
なりがちです。しかし、中には依頼主の無知を利用して工事内容を必要以上に拡大したり
根拠のない見積金額を算出したりする企業もあるようです。電気工事において
失敗しないためにも、下記の3つについては確認しておくとよいでしょう。
 

信頼や安心が重要

電気工事は業務に大きな影響を与えるとともに、場合によっては漏電や感電などの事故に
つながることもあることから、安心、信頼できる電気工事会社を選ぶことが非常に重要です。
もちろん値段やサービス内容を元に外注先を決めることもできますが、安いのには何らかの
理由がある可能性もあります。例えば人件費を抑えて工事を実施する場合、一部の業務が
遅れることで工期に遅れが出る場合もあります。
電気工事会社を選定する際には様々な要素を検討する必要がありますが、中でも安心
安全に関しては特に押えておきたいポイントです。
 

見積価格の根拠を確認

電気工事の見積もりは専門家でなければ適切かどうかを判断するのが非常に難しいといえます。
そのことを逆手にとり、標準を大幅に超えた見積金額を提示する業者もあるようです。
特に見積もりが詳細になされておらず、まとめての見積もりになっている場合には
何か隠れた計上項目が隠されている可能性があります。もしも大まかな見積もりしか
提示してもらえない場合は、見積額の内訳を出してもらうようにしましょう。
また、見積金額がきちんとした根拠のもとに算出されているかどうかを確認することが重要です。
 

スタッフの対応力が高い外注先を

電気工事は一度の依頼で完了しないことも十分に考えられます。例えば下見時には
わからなかった構造上の問題が生じたり、他の工事との関係により期日をずらしたり
しなければならないこともありえます。
また、複数回にわたり外注先とのやりとりが発生する可能性がある場合が多いため
スタッフの対応力がよい外注先を選ぶことをおすすめします。
 

2.電気工事の種別ごとに注意すべきポイントを紹介

電気工事は電気に関係する様々な工事の総称です。電気工事の種類や規模によって
気をつけるべき点は変わってきます。今回は、電気工事の種類別に注意すべき点を紹介します。
 

LED照明取り付けの際のポイント

電力の大幅な節約につながることから、蛍光灯からLED照明への切り替えを検討している
企業も多いと思います。
簡単なLEDライトの取り付けであれば電気工事には分類されないこともありますが
企業規模でのLED照明取り付けになると電気工事になるため、一般的には電気工事会社に
発注を依頼することになります。
LED照明の取り付けで気をつけるべき点として、年間どれぐらいの電気代節約につながるのかを
しっかりとシミュレーションすることが挙げられます。
確かにLEDは電力消費の削減につながり、電気代を下げられますが、その分工事費が
高額だった場合は大きな恩恵を受けられません。
また、LEDになることで部屋が明るくなる一方で、明るすぎることでオフィスの雰囲気が
崩れてしまうことも考えられます。LED照明に取り替える際には事前の検討をしっかりと
行うことをおすすめします。
 

建物に電気を引くの際のポイント

倉庫や古い建物など、電気設備がない施設等に電気を引くのも電気工事の1つです。
近くにある電線を利用して電気を引くことになりますが、危険度が高いことから
一般人の実施は禁止されており、電気工事士による作業が必要です。
気をつける点として、電気の引き方や電圧の種類によって費用が大きく異なる点です。
この点を理解していない場合、電気工事会社から必要以上の工事を見積もられ、高額な支払いを
請求される場合があります。また、電気を引く際には4年に1回、点検を実施することが
義務づけられています。電気を引いて終了ではなく、その後のメンテナンスなどについても
しっかりと相談しておくとよいでしょう。
 

冷暖房設備の設置の際のポイント

電気工事の中で比較的簡単な作業にあたるのがエアコンの設置です。
エアコンの設置自体は問題ありませんが、エアコンを利用するために電気配線やアース線などに
接続する作業が電気工事に当たります。
エアコンの正規取扱店であれば基本的には電気工事士が設置の対応を行う一方で
エアコンをすでに所持しており、設置だけを業者に依頼するような場合は、電気工事士の資格を
持つスタッフが作業に当たってくれるかどうかを確認するとよいでしょう。
特に業務用のエアコンなどは、家庭用の電源では稼働しないものもあります。
場合によっては電圧変換やブレーカーの増設等が必要になることもあることから
電気工事士がいる会社に外注する必要があります。
 

屋内配線工事の際のポイント

建物内の配線を整備したり、追加したりする仕事も電気工事の1つです。
企業がオフィスを増設したりする際に必要であることから、需要の高い電気工事といえます。
配線工事の気をつけるべきポイントとして、下見や見積もり時にはわからなかった問題が
生じる場合があります。例えば、壁の奥深くに配線が配置されている場合、実際に壁を
壊してみないとわからない場合もあり、配線工事の完了スケジュールが大幅に変更になる
可能性もありえます。また、新築の配線工事では、建設作業がある程度進まないと配線工事に
移れないことから、他の作業の影響を大きく受けます。
できる限り余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
 

3.電気工事依頼の失敗例

電気工事では失敗例や、悪質な業者に騙された事例も多く報告されています。
そのような事態を避けるためにも、よくある失敗例を事前に把握し、同じような
シチュエーションを避けることが重要です。よくある失敗例について紹介します。
 

作業中に施設の破損が発生

電気工事では必要に応じて壁や床、天井などを取り壊して実施することもあります。
しかしながら、取り壊しの規模が大きくなった場合に、予想していなかった箇所まで
壊れてしまう事例が発生しています。
発注業者が損害賠償保険等に入り、何かあった際には外注企業側で対応するのが一般的ですが
中には損害賠償保険等に加入していない業者もいるようです。
その場合、破損があった場合の修理をどうするのかで問題となるため、何かあった際の保険に
加入しているかどうかは必ず確認してください。
 

見積もりとは大きく異なる金額の請求

電気工事を実施した後に、見積もりとは大きく異なる金額を請求する悪質な業者もいます。
見積もりはあくまでも目安とはいえ、そこから大きくずれる場合には発注業者から連絡が
行くのが一般的です。しかし、金額の変更について相談をせず、実施後に請求を行い
支払いを強要するケースもあります。
このような問題を避けるためにも、見積もり金額から変更が生じた場合には随時連絡を
もらえるように契約書等に記載しておくとよいでしょう。
 

あえて工事を拡大して高額の請求を

電気工事は専門性の高い工事であるため、一般人であれば工事で必要となる工程等を正しく
理解するのは困難です。それを利用とし、必要のない工事をわざと組み込み
高額の見積もりを提示する会社もあります。
途中で何か変なことに気づいたとしても、契約の時点で工程表に示され、それに対して許可を
出してしまった場合、簡単には修正を依頼できません。工事の工程表が完成した際に
必ず複数の目で確認し、工事に問題がないかどうかを確認してください。
 

工事がスケジュール通りに終わらない

電気工事は下見段階ではわからない問題が突然生じることもあり、スケジュール通りに
進まないことも多い工事です。イベントなどに合わせて電気工事を実施していた場合
イベント開始までに工事が完了しないということも起こりえます。
また、急いで実施してもらう様に依頼したことで、工事の質が落ちたり、スタッフの安全確保や
休暇が不足し、より大きな事件が発生してしまうこともありえます。
電気工事はできるかぎりスケジュールに余裕を持って実施することをおすすめします。
 

4.電気工事を外注する際に気をつけること

電気工事の依頼に関して、多くの会社が失敗を経験しています。電気工事を成功させるには
それらを踏まえた上で依頼先の選定等を行う必要があります。電気工事を外注する際に
覚えておきたいポイントを3つ紹介します。
 

外注先に任せっきりにしない

電気工事は高い専門性が必要だからと外注先に任せっきりにした場合、思いもよらない問題が
生じることもあります。電気工事を外注する際にはできる限り自社内でも工事の工程について
調査を行うとともに、工程表や見積もりを複数人の目で確認するとよいでしょう。
 

悪質な業者も存在している

ネットでの集客が増えるにつれ、基本的なルールに則っていなかったり、依頼主からできる限り
大きな費用を得ようとしたりする悪質業者も増えています。電気工事は電気工事士の資格が
必要であることや、実績の積み重ねによる経験が重要なことなどを理解した上で、安心して
依頼できる会社を選定するようにしましょう。
 

見積もりに信頼が置けない発注先は避ける

見積もりが大ざっぱだったり、見積もりの詳細が提示できないような会社は何らかの問題を
抱えている可能性があります。昨今ではできる限りわかりやすく情報を伝えることが
重要視されているため、見積もりの段階で情報提供に不安を覚えるような会社であれば
仕事を依頼するのは避けた方がよいでしょう。
 
 
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