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ITインフラ構築を発注するメリット・デメリット

インフラ構築では一昔前まで大切な社内システムは、自社内で管理するのが基本
という常識がありました。しかし、今日ではすっかり過去の考え方となった感があります。
勘定系システムなどで依然としてオンプレミス型の需要はあるもののクラウドで構築できるものはクラウドで行う「クラウドファースト」の考え方が主流となっています。
この記事では、サーバ・インフラ構築・保守の外注化のメリットを確認します

インフラ構築方法

それでは、実際にインフラ構築をしようとするとどのような方法があるのでしょうか。
具体的には、自社でインフラ構築をする方法とアウトソーシングして
構築してもらう方法の2つがあります。 インフラ構築については、かつては全て自社でするのが当たり前と言われている時代が
ありました。セキュリティから考えて致し方のないことでしたが
現在ではアウトソーシングを利用することも増えています。
 

アウトソーシングして構築

アウトソーシングでインフラ構築するメリットとしては、自社でインフラ構築する必要がないのでエンジニアや設備などのコストがかからないこと、専門家に構築を依頼できるので品質に
問題を抱えない点があるでしょう。しかしその反面、アウトソーシングで構築すると
どうしても情報が外部に流出してしまうリスクがある、というデメリットがあります。
自社に専門のエンジニアがいない点も、デメリットとなる場合があります。
 

自社で構築

インフラ構築を自社で行う場合には、内部の人間だけが関わるので情報漏洩のリスクが
下がること、細かい条件で構築したり変更したり対応しやすいといったメリットがあります。 しかし、自社で構築するためには専門のエンジニアを確保する必要があります。
またエンジニアを確保したとしても、能力が足りなければ思うようなレベルの構築が
できない場合もある、というデメリットがあるでしょう。
 
インフラ構築というと難しいように聞こえますが、自社で開発する以外にアウトソーシングする方法もあります。それではそれぞれのメリット・メデリットについて見ていきましょう。
 

インフラ構築を自社で対応するメリット・デメリット

メリットデメリット
内部でやってしまうのでシステムの追加や改修に費用がかからないシステム関連の業務は本業ではないので人材を雇う/派遣する必要がある
業務内容に精通した人間が作業にあたることができる人員は多く割けないため、担当者の属人化のリスクがある
社内の機密事項を外部に開示する必要がないルーチン業務をこなすことがメインになるので、コストダウンや創意工夫が生まれにくい
最新のセキュリティやシステムのバージョンアップなどについていけない(後手に回りがち)
自社で対応できない時に迅速に必要な手段がとりにくい
サーバーなどインフラ設備の管理、維持、保守コストがかさんでくる/

メリット

自社でインフラの設計・構築を行う場合、最もたるメリットと言えるポイントは
「情報が外部に出ない」ことです。インフラ構築を社内で完結させる場合は実際の作業を
担当するのも社内の人間のため、情報の機密性が守られます。また、工数を意識しなくてもよい
費用の微調整が可能など、コスト面での恩恵も少なくありません。
 

デメリット

社内でインフラ構築を行うには、適切な人材を確保しなければなりません。
アウトソーシングするケースであれば、事前に情報を集め、実績のある企業に依頼することで
専門家のノウハウを活用できます。
しかし、社内でのインフラ構築は、適切なスキルをもつ人材探しから始まります。
市場に適切なスキルや知見を持った人材がいる保障もないし、また採用する場合は
人件費が発生します。「採用する」といっても、求人媒体に掲載したり
エージェント会社と採用要件をすり合わせたり、面接したりと、相当な労力が必要なのです。
ITやシステムは今後も進歩していくと考えられ、決して無駄になるわけではありませんが
適切な人材の採用活動から始める手間はデメリットでしょう。
 

インフラ構築を外部へ発注するメリット・デメリット

メリットデメリット
最新の技術に対応できる専門会社が担当してくれる安心感コストがかかる
コスト、技術力などを比較して自社にとって最適な企業を選定できる機密情報を開示する必要がある
属人化・ブラックボックス化・担当者離職などの危険性がない
セキュリティアップデートや保守作業などを迅速に行なってくれる
サーバーなどインフラ設備の管理、維持、保守コストがいらない

メリット

最新技術に対応したエンジニアが設計・構築を行う安心感が、何よりのメリットとして
認識されているようです。近年は専門業者の数も多く、企業は予算、求める技術力に応じて
さまざまな選択肢の中からチョイスできます。
セキュリティ関連のアップデートや、保守などアフターサービスが充実しているのも魅力です。
 

デメリット

自社でインフラ構築を行う場合とは対照的に、業務をアウトソーシングする場合には
機密情報を開示しなければならないというデメリットも存在します。
事前に情報漏洩に対する対策を講じなければならないのはもちろんですが
絶対に情報事故が起こらないと言い切れない点が、インフラ構築をアウトソーシングする
最大のデメリットといえます。
 

発注先の選び方で「費用」「人材」「機密保持」の課題を解消できる

外注先選びを工夫して費用的な面をクリアが可能

内製化していたときには、社内の人間が担当するので余計な費用がかからないという面は
たしかにありますが、実際に内製化された業務で何を担当させることができたかをもう一度
洗い出してみることが肝心です。
 
もし、社内システムのバックアップなどがメインの場合、極端な話その部分は
自動化することで大幅にコストダウンが可能ですし、保守メンテナンスの場合には
リモートからプロが管理することで、現在よりも決めの細かな作業が安い費用で
できる場合も多いです。
自動化やリモートなどの手段を取ることで、質を下げずにコストダウンは十分可能です。
 

外注先選びを工夫して人材的な面をクリアが可能

サーバ・インフラ構築や保守などでは、自動化やリモートなどで対応できない部分が
あるのも確かです。そうした場合には、エンジニアを自社内に派遣してもらうことで
コストダウンが可能です。業務請負契約の場合には、完成品を定義して契約を交わす必要が
ありますが、準委任契約を使えば、問題が発生した時に柔軟に対応してもらえます。
 

外注先選びを工夫して機密保持的な面をクリアが可能

社内の機密情報の取り扱いに関しては、現実的には社内から内部漏洩するというリスクもあり
必ずしも内製化が外注よりも安全だとは言い切れない部分もあります。
つまり、機密情報の取り扱いに関して極めて信頼度の高い外注先を厳選して
ピックアップすれば、こうしたリスクは下げることが十分可能だといえます。
 
詳細の企業選びのポイントは別の章で行なっていますので気になる方はご確認ください。
 

アウトソーシングの会社に依頼できるサービス範囲

通常、外部委託でインフラ構築・設計の依頼を受けている事業者は、ほかにもシステム関連の
サービスを提供しています。以下のようなサービスが一般的です。
 
・構築の設計
・セキュリティ対策
・運用 / 管理
・監視
・要件定義
 
新たにシステムを導入する場合は、インフラ構築・設計からその後の開発・運用まで
外部委託するのもひとつの方法です。システムは社内のオペレーションを助ける存在ですが
運用にも人的リソースを消費します。運用を含めて外部委託すれば、コアコンピタンスに
割いていたリソースに影響しないため、生産性が低下することはありません。
 
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