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オフィスデザインで効果を出すには?

「オフィスデザイン」と聞くと、大規模で大掛かりなイメージがないですか?
もちろん、大規模にデザインを刷新するケースもあるのですが、
実は「ちょっとした工夫」でオフィス環境を改善することもできるんですよ!


オフィスデザインで効果を出すには

Q1.そもそもオフィスデザインの目的は?


A1. オフィスデザインの目的は「オフィス環境を改善すること」です。
オフィスデザインは「社員が快適に過ごせること」や「生産性の向上を図る」ことを目的に、
オフィスのレイアウトや内装を設計して、環境改善を図るためのものです。デスクや椅子、キャビネットが並べられただけの無機質な従来型のオフィスではなく、企業ごとのカラーを打ち出したオフィスづくりが近年浸透してきています。
 
ひとくちにオフィスデザインといっても、求められるデザインは業種・職種によりさまざまです。
「優れたオフィスデザイン」の基準は多岐にわたりますが、幅広い職種のニーズに応えながらも全体の調和・統一感を保つことが大切です。
 
また、社員だけでなく来客の動線にも配慮したデザイン・レイアウトを採用すれば、会社のイメージアップにもつながるでしょう。
 
職種によって分かれる「好まれるオフィス」
● 個人作業が中心となる職種:
 自身の業務に没頭できるようなオフィスが好まれる
● チームでの業務が多い職種:
 気軽にコミュニケーションがとれるようなオフィスが好まれる
 

Q2. 大規模なデザイン変更をしないとオフィスデザインの効果は薄い?


A2. そんなことはありません。「オフィスレイアウトの変更」だけでも効果はあります。
「オフィスデザインを変更する」となるとちょっと大掛かりな気がしますよね。
もちろん、オフィスのデザインを刷新すれば、
  • 新鮮味が出て従業員のモチベーションがアップする
  • 空間の用途が変わってメリハリが出る
  • ブランディングが実現する
  • 社員獲得に一役買う
といった効果はあります。
 
でも、「そこまでの費用は現状かけられない…」「費用は少なく、でも快適な空間にしたい…」
そんなあなたにできることがあります。
それが「オフィスレイアウトの変更」です。
 
例えば、パーテーションやオフィス家具を購入して、空間を作り直すことはできるでしょう。
家具の導入以外にも、
  • デスクの向きや電気系統の配線を変更する
  • 書類の整理をする
  • 観葉植物を置いてみる
  • アクセントクロスを用いたり壁面の有効活用をする
それだけでも効果があるかもしれません。
ちょっとしたヒントが欲しい方にもオフィスデザイン会社への相談は実は有効です。
オフィスグリーンや家具だけの新調、ワンポイントの内装工事なども可能ですよ。

実際に意識すべき空間のポイント3つ

オフィスデザインでできる「働き方改革」、どのような空間がポイントとなるのでしょうか。
いろいろな視点がありますが、ここでは大きく3つのポイントを見てみましょう!

1.「従業員のメンタルヘルスを守る」リラックスできる空間を作ろう

これは各企業にとって大きな課題の1つです。
従業員のメンタルヘルスを守るための取り組みとして代表的な例の1つがリフレッシュスペースなどリラックスできる空間をオフィスに設置することです。
気軽に休憩できるスペースが社内にあれば、業務中の気分転換が図りやすくなります。また、そうしたスペースには従業員が集まり、コミュニケーションの活性化も期待できます。
 

2.「オフィス緑化でストレスを緩和する」緑を取り入れよう

「オフィス緑化で従業員のストレスを緩和する」
オフィス緑化が従業員のストレス緩和に効果があったとする研究結果も多く発表されています。
取り入れ方としては
・スペースがあれば観葉植物を置く
・スペースがなくても壁や天井をツタで覆う
などが可能です。
緑を取り入れることを前提にオフィスデザインを検討してみてはいかがでしょうか。
 

3. 「集中しやすい環境を整える」空間のメリハリを考えよう

「コミュニケーションのしやすさ」「1人で集中して進められる環境」
オフィスではどちらも求められるものですよね。
オフィスデザインを行う時には、それぞれ集中しやすい環境を作ることを意識しましょう。
従業員同士のコミュニケーションの場を設けると同時に、
パーテーションで区切られたブースのような空間を設置することで業務にメリハリが生まれ、
結果として業務効率化・生産性向上につながるでしょう。
 
<オフィスデザインの最新トレンド>
コロナ禍の影響によって今オフィスに求められていることは変化しています。
コロナ禍では、リモートが中心の企業も多く、職場内でもパーテーションを導入したり、
感染症対策が求められていましたよね。
 
2023年、現在は、徐々にオフィスへ回帰している状況と思いますが、
一方で2024年新卒の意識調査などでは「リモートワーク」を求める声などもあり、
多様化が進んでいるのが現状です。
コロナ禍が落ち着いた今、コロナ以外の側面からも、「働きやすさ」は求められています。
 
結果、あらゆるニーズに合わせて、
  • 「全員が毎日自分のデスクに出社する」のではない会社
  • 「オフィス内にオンライン会議が可能なスペースがある」会社
  • 「オフィス内で個人・集団それぞれに適したスペースがある」会社
なども多くなっていることと思います。
 
オフィス環境の面では、これらの影響を受け、
  • 従業員1人ひとりに決まった座席を設けないフリーアドレスの導入
  • オフィスそのものの縮小
  • コワーキングスペースの活用
なども進んでおります。
 
また、環境だけでなく、オフィスデザインのトレンドも変わってきており、
  • 空間に余裕を設けた開放感のあるデザイン
  • グリーンやガラス張りのパーテーションの導入
  • 電子機器が使いやすい環境の整備
  • リラックス・リフレッシュできるデザイン
などがトレンドとなってきています。