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人材派遣会社を選定する際のポイント

人材派遣会社を選定する際のポイントをご紹介します。

人材派遣会社を選ぶポイント

1. 自社に合った提案力を見る

人材派遣会社にはさまざまな経歴・スキルをもつスタッフが在籍しています。
そのため、幅広い業種・職種に対応できるのが特徴です。
人材派遣会社の営業担当者は顧客企業がどのような人材を求めているのかヒアリングし、
その内容をもとに自社の抱えるスタッフの中から適任者を選定してくれます。
この際、自社のニーズに合った人材像を的確に把握し、
スピーディーに提案してくれる人材派遣会社なら心強い存在となるでしょう。
自社で労働力を確保するとなると、求人や書類選考、面接、教育などの
採用・育成にかかるコストの発生が避けられません。
人材派遣を活用すればそうした業務はすべて派遣元の派遣会社が行うため、
効率的な採用活動が叶います。
また、業種によっては特化型の人材派遣サービスが存在することがあります。
専門業種・職種に特化した企業ならより精度の高い人材が派遣される可能性が高まるでしょう。

2. トラブルが発生した際の対応力

人材派遣とのお取引は「スタッフが派遣されたら終わり」ではありません。
人材派遣会社の担当者はスタッフの就業中、
・定期的な訪問による現状のヒアリングやフォロー
・派遣スタッフに対して業務に必要な研修・フォローの実施
・必要に応じてその内容を顧客である派遣先企業へ共有
などのバックアップをしてくれます。
トラブルサポートも行っている人材派遣会社であれば、万一トラブルの際も解決が期待できます。
長期にわたる人材派遣の利用を検討している場合は、
「問題発生時にどれほどのスピードで対応してくれるのか」
「どのように解決してくれるのか」など
人材派遣会社の担当者の対応力も重要なポイントだといえるでしょう。

3. 人材派遣を依頼するには見積書の取得が大切

人材派遣会社を利用する際は、正式に依頼する前に見積書を取得することが大切です。
ここからは、見積書の取得方法について解説します。

 人材派遣費用の参考見積書を取得しましょう

人材派遣会社を利用するときには、まずは候補となる人材派遣会社から参考見積書を取得します。
その際は派遣契約の各条件を「仕様書」としてまとめて人材派遣会社へ提出するのが一般的です。
仕様書に必要な主な項目は、以下のとおりです。
・依頼予定の業務内容
・勤務条件(就業時間や場所)
・必要な労働人数目安
・求める能力や資格
・支払いの管理方法(タイムカード、月末一括など)
人材派遣会社は、これらの情報が記載された仕様書をもとに参考見積書を作成します。
余裕をもって見積もり書の提出期限を設定するのも大切なポイントです。
ちなみに人材派遣費用は多くのスタッフを抱える会社ほど安価な傾向にあります。
また、依頼先を検討する際には、
「全省庁統一資格サイト」の「有資格者名簿一覧」に掲載されているかも確認すると良いですね。

 人材派遣の見積書の検討:全国平均の算出

見積の比較をする際に、全国平均費用をあらかじめ把握しておくのも大切なポイントです。
厚生労働省発表による「労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」*も参考になります。
掲載されている金額と人材派遣会社から提示された見積書の金額と比較すれば、
「相場よりも高いのか・低いのか」を確認することで、
極端に高いサービスを利用してしまうといったことが避けられるでしょう。
*参考:厚生労働省「令和2年度労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」令和4年3月31日発表

 人材派遣の見積書の検討:地域別の補正

より正確な費用相場を把握するためには地域に合わせて補正する必要があります。
まずは全国の最低賃金を地域の最低賃金で割り、地域別の補正額を算出します。
<東京都で派遣費用の相場を算出したい場合>
・東京の最低賃金と、全国平均賃金から補正係数を算出
・補正係数を人材派遣費用の全国平均と掛け合わせ東京の人材派遣費用相場を算出
この2つのことを行う必要があります。
※厚生労働省の最新最低賃金表は「令和3年度地域別最低賃金改定状況」**で、
令和3年10月以降の東京の最低賃金は1,041円となっておりますが、
全国平均人材派遣費用の算出は令和2年度版が最新となっているので、
同じタイミングになるように合わせます。
そのため同じ表に記載の改訂前「令和2年度の地域別最低賃金」を元に補正額を算出します。
 
令和2年10月〜令和3年9月までの東京の最低賃金は1,013円。
全国平均最低賃金は902円だったので、東京の補正係数は「1,013÷902=1.12」となります。
 
この1.12という補正係数を人材派遣の全国平均との掛け算に用いて
「3,025×1.12=3,388」となり、東京における人材派遣の費用相場は3,388円となります。
このように算出した平均相場と、人材派遣会社から提出された見積書を比較することで、
提示された金額が適正であるか見極められるでしょう。
*参考:厚生労働省「令和 3 年度 全国・地域別最低賃金改定状況」

まとめ

採用や育成に関するコストを抑えながらも比較的スピーディーに人材が確保できるため、
人材派遣は、増員・急な欠員の際に大変役に立つサービスです。
しかし、人材派遣の利用にはスタッフの時給・人材派遣会社のマージンが必要となり、
希望する職種や契約期間によってはランニングコストが高額になるケースもありますので、
費用相場と見積書に記載された金額をよく比較した上で依頼先を検討しましょう。
また、金額以外にも、派遣会社の提案力・対応力といった質も大切になってきます。
 
このような、見積もりの取得、提案力・対応力の確認は、
アイミツCLOUDで複数見積もりを取得する
受注者へ質問をしどんな提案をしてくれるか確認する
などを行うと、見定めることができるのではないかと思います。
初動対応の速さ・細やかさ、聞かれたことに提案・対応してくれるかどうかなども含め、
是非気軽に相談をしてみてください。
 
また、どの会社に見積もりを依頼してみたら良いかわからない…
そんな場合はアイミツCLOUDにご相談ください。
アイミツCLOUDではご要望を伺った上で、最適な企業をお繋ぎすることが可能です。
お困りの方はお気軽にご相談ください。
 

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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