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印刷を発注する手順
印刷の流れについて紹介します。
自社内で実施する場合と外注する場合では手順が大きく異なるため、別々に説明します。
自社で印刷する際の大まかな流れ・手順
1. 印刷機の準備
まずは印刷に必要な印刷機等を準備する必要があります。
印刷物の内容によって機材が変わってきます。
印刷機や複合機は高額なため、リース・レンタルを利用している会社もあります。
<準備する機械の例>
・モノクロ印刷を大量に実施したい → 印刷機(製版機)
・様々なデザインを状況に応じて印刷したい → プリンター
・複合機・カラー印刷を大量に実施したい → カラー対応印刷機(製版機)
このように依頼内容によって、使用する機械が異なる場合が多く、
スピードやクオリティに合わせた機械が必要になります。
2. 複製する資料と印刷媒体の準備
複製する資料を紙もしくはデータ形式で準備します。同時に用紙やフィルム等も準備します。
用紙は様々ものが市販されているので、デザインやコンテンツ等に合わせて選びましょう。
3. 印刷の実施
準備した機材や用紙を用いて印刷を行います。
製版機能を利用すると印刷スピードが速く、プリンタや複合機を利用すると遅くなります。
※速いものでは1分間あたり200部程度印刷できます。
印刷のクオリティや配色具合は、印刷機等によって大きな影響を受けます。
高品質の印刷をしたいのであれば、それに応じた機材を準備する必要があります。
4. 印刷物の分類や製本
複数の印刷物をまとめて資料を作成したり、製本機などを用いてブック形式にしたりします。
印刷機によってはホチキス機能、分類機能、製本機能などがある場合もあります。
印刷を外注する際の大まかな流れ・手順
1. 依頼をする印刷会社の選定・見積もり取得
複数の印刷会社の中から、自社の条件に適した印刷会社を選定します。
料金、対応範囲、納期などが異なるため、慎重に選ぶ必要があり、
相見積もりを取ることをお勧めします。
2. 打ち合わせ
印刷会社に希望する印刷部数や印刷方法、サイズ、印刷媒体、納期などをお伝えします。
依頼したい内容を適切に伝え、質問・相談がある場合にはこのタイミングで行いましょう。
3. スケジュールの提示・契約
お打ち合わせの内容をもとに、印刷会社が納品スケジュールの目安を提案してくれます。
最終見積もりの取得もこのタイミングになるかと思いますので、
納期・見積もり・その他を詳細に確認し、問題無ければ契約を締結してください。
4. 印刷データの共有と支払い
印刷するデータを印刷会社に共有します。
デザインについては
既に自社で持っているまたは自社で作成する→自前のデータを引き渡し
デザイン会社に依頼している→届いたものを引き渡し
印刷会社にデザイン制作を依頼する→一デザイン打ち合わせを行い作成していく
という流れになります。
印刷会社によっては、業務提携時に支払いが必要な場合がありますので事前に確認しましょう。

5. 校正・製版・色校正
印刷会社にデザインを依頼した場合、印刷物の質を確認する場合には、校正作業が加わります。
実際に1部印刷し、印刷物のできばえを確認します。
※必ず行うわけではなく、実施しないこともあります。
印刷手法によりますが、このタイミングで製版・色校正が入ることもあります。
これらのチェック作業が完了してから印刷へと進みます。
6. 印刷
いよいよ印刷です。高性能の機材を利用するため、クオリティの高い印刷物完成が期待できます。
印刷物の量や条件等により必要な日数は変わります。
7. 加工
必要であれば印刷後に加工をしてもらいましょう。
断裁や折り、製本、特殊加工などが可能ですので、形・サイズに合わせた依頼をしましょう。
印刷会社によってサービスが異なるため、事前にチェックをしておくのがおすすめです。
8. 発送と受け取り
印刷会社が印刷物を発送、もしくは直接配達をしてくれます。
支払いは印刷会社によりますが、受け取り時に支払いが必要になる会社もあります。
支払いタイミングや納品方法についても事前に確認をしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
大まかな流れではありますので、
依頼時には必ずどの工程が必要となり、どれくらいの期間・費用がかかるのか、確認しましょう。