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Web広告の相場徹底解説!10万円と1000万円のWeb広告の違いとは

Web広告を検討される企業も多いのではないでしょうか? これからの時期、来期のスタート・プロモーションに向けてWeb広告の企画を立てる方も 多くいらっしゃると思います。
その企画、もしプロに頼んでみたらいくらでどんなことができるのか、気になりませんか? 本日は「Web広告をプロに頼んだら何ができるのか」を予算別・やりたいこと別で まとめていきたいと思います!
▼目次


費用は「広告の課金+企画運用+クリエイティブ」

Web広告の費用算出の方法はいくつかあり、各広告で異なってきます。 純粋なWeb広告自体の費用としては下記の表のいずれかが発生してきます。 広告運用のみを依頼される場合は自社が広告に求めるゴールと下記を照らして検討しましょう。
課金形態
クリック課金クリック単価が設定されていて、その広告がクリックされた時点で費用が発生します(表示のみでは料金は発生しません)。 主な広告例:リスティング広告・ディスプレイ広告・SNSのリンクアド広告など
コンバージョン課金見込み顧客が、ターゲットが想定していた行動(=コンバージョン)を起こすことで費用が発生する仕組みです。 コンバージョンについてはあらかじめ自由に設定できることが一般的です。 主な広告例:ディスプレイ広告
インプレッション課金その広告が表示されたのみで費用が発生します。表示されればされるほど費用は加算されます。細かな回数はカウントされず、一定回数ごとに加算されるのが一般的で、1,000回表示ごとなど決まった単位で課金される仕組みです。 主な広告例:ディスプレイ広告・DSP・SNS広告など
エンゲージメント課金エンゲージメント(アクション)に対して費用が発生する仕組みです。 SNS広告に多く、いいね・返信・シェアなど決められたエンゲージメントに応じて料金が課金されます。 主な広告例:SNS広告など
期間保証型課金 (CPD)いわゆる「純広告」がこれにあたります。掲載期間を事前に決定し、その期間広告を出すこと自体に費用が発生します。 クリック・ユーザーのアクションなどに左右されることがなく金額は固定になります。枠を買い取っているため、他の広告と競合することはありません。 主な広告例:純広告
インプレッション保証型課金 (PV保証型課金)広告が表示された回数ごとに料金が設定された広告です。 インプレッション(表示回数)の保証があり、表示回数に満たない場合は期間が延びるため、ページビュー(PV保証型)とも言われます。 同じ広告枠に複数の広告が掲出され、ローテーションされていることが一般的です。 主な広告例:ディスプレイ広告など
上記を踏まえると、Web広告のコストは「成果報酬型」と「固定費」の両方があることがわかります。固定費のタイプのものについては掲出後、費用の変動や広告運用について考える必要がありませんが、変動するものについてはそうはいきません。 広告の運用・検証・改善などが必要になってくるでしょう。 それ以外にも、以下のようにWeb広告の費用は純粋な広告掲出に関わる料金以外に様々な費用が発生します。
 
<企画運用に関する部分> ・そもそもの広告の企画 ・広告運用 (他のプロモーション手段との併用の場合は連動に関わる費用も) ・検証・改善
 
<クリエイティブに関する部分> ・広告自体(バナーなど)の作成 ・クリック後に閲覧してもらうランディングページの作成 ・動画広告の場合は動画の作成 などが発生するでしょう。
「企画から検証まで全てをお願いしたい」 「LPはあるので広告掲載のアドバイスがほしい」 「SNS運用について知りたい」 といった一部業務のみの依頼とトータルの依頼とでは大きく異なります。 予算を決める前にどこからどこまでを依頼するのかなどを社内で検討する必要があるでしょう。

主要なWeb広告の13種類

Web広告と一口に言ってもWeb広告には様々な種類が存在しますので、 10万円・300万円で何ができるかを検討する前に、まず広告の種類を見ておくと良いでしょう。 主要なWeb広告をまとめると以下のようになっています。
広告種類1. リスティング広告2. SNS広告3. ディスプレイ広告4. アドネットワーク広告・DSP5. リターゲティング広告
広告の特徴検索エンジン利用時に検索結果の画面の上位などに表示されるテキスト広告Twitter、Facebook、Instagram、TikTokなどのSNS上に表示する広告画像・動画・テキストをWebサイト・アプリの広告枠に表示させる広告アドネットワークを通じて複数サイトにまとめて広告を配信する手法 DSPは複数のアドネットワークに広告を配信するためのもの ※アドネットワーク=広告配信ネットワークこれまで1度でも自社サイトを訪問したことがあるユーザーを対象に広告を表示することができる手法
主な課金方式クリック課金クリック課金 エンゲージメント課金 クリック課金 コンバージョン課金 インプレッション課金クリック課金 インプレッション課金クリック課金 インプレッション課金
広告種類6. ネイティブ広告7. アフィリエイト広告8. 純広告・ バナー広告9. 記事広告・ タイアップ広告10. リワード広告
広告の特徴ネット記事・投稿のように見せかけてクリックしやすくさせた広告 ※広告とわかるようになっている必要はあるASPに広告掲載を依頼し、ASPに登録しているアフィリエイターがWebサイトで紹介するもの一定期間枠を買い取り、広告を表示させる広告ネット記事としてWebサイト内で自社の商材・サービスを宣伝してもらうもの閲覧ユーザーに報酬(リワード)が支払われる広告
主な課金方式クリック課金 インプレッション課金成果報酬型期間保証型課金 インプレッション保証型課金インプレッション課金成果報酬型
広告種類11. 動画広告12. メール広告13. デジタル音声広告
広告の特徴動画を活用して広告をする方法メールに広告を掲載する手法(メールマガジン・メール広告)デジタル音声メディアで流れる広告(オーディオアド)
主な課金方式クリック課金 インプレッション課金 視聴課金配信数課金インプレッション課金
視聴課金

価格別依頼範囲の違い一覧表

Web広告の課金方式・種類について説明してまいりましたが、 正直、どの形式が合うのかわからない…どの形式がいくらくらいするものなのでしょうか。 今回は、リスティング広告とSNS広告の2つの広告に着目して、予算10万円以内、300万円、1000万円以上ではどれくらいできることが違ってくるのかを見てみましょう。 ※上記は総額ではなく月額またはスポットの予算で算出しています。
<リスティング広告>
予算5万円程度10万円程度300万円程度1000万円程度
依頼内容会社の知名度を上げたいので、Googleリスティングを検討している化粧品商材のWeb広告運用・ランディングページ(LP)制作を依頼したい ※広告種類は不問でしたがリスティング・アフィリエイトに強みのある企業が応募新規事業の認知獲得・リード獲得依頼 ※会員制スポーツ施設の無料体験予約の獲得(目標:現状の達成を考慮し113件/月)新規オンラインサービスを開始予定のため、完全成果報酬でリスティング広告の運用を依頼 ※サービス分野の法律について知識がある・同分野での実績がある企業であることが必須
費用感広告運用(手数料込):50,000円/月 広告運用:100,000円/月 ※手数料・広告物の制作費は別 予算:360万円/月 (想定:30,000×120件目安)予算:3,000万円 内訳:1,000万円 / 月 想定期間 3ヶ月(※広告・運用費込)
依頼内容の内訳リスティング広告の運用・企画提案 / 運用 ・ランディングページ制作(費用別途)リスティング広告 / SNS広告の運用 ※配信媒体:Google、YSS、YDA、Facebook(Instagram)リスティング広告の運用
<SNS広告>
依頼範囲の概要5万円程度10万円程度300万円程度300万円程度
依頼内容EC売上げアップを目的としたInstagram広告の依頼 (※現在はGoogleマイビジネス広告・Instagram広告を実店舗近くの広告店で実施注)Instagram投稿代行依頼。 住宅購入を検討している方向けに広告の作成・投稿を代行してほしい新規顧客獲得のために、広告運用を依頼。 具体業務として、LP製作、広告運用、LINE@運用業務を依頼したいFacebook、Instagram広告運用とLPの制作、運用の依頼 (商材は、日本初の高級食品の販売。Web販売のみ)
費用感広告費用:50,000円 広告運用手数料:50,000円SNS投稿:1件1万円×月9件広告運用手数料:60,000円 SNSアカウント作成費用:15,000円 広告記事作成:5,000円/件 広告画像作成:10,000円/件 LP制作:10万円〜30万円 月間運用費:100〜150万円広告費用:300,000円 運用手数料:60,000円 ランディングページ制作費用:600,000円
依頼内容の内訳・ターゲティング ・広告運用・文章作成 ・投稿代行・LP制作 ・広告運用 ・LINE@運用・企画提案 ・広告運用 ・バナー制作 ・LP制作
まとめますと、各金額の違いは以下の通りになります。
予算10万円程度 ・最低限必要なことを依頼したい ・手数料・広告制作は別途費用で考えていることもある ・広告運用ではなく、LP制作やSNS投稿など広告に必要な制作を依頼するだけのことも
この予算では簡易な依頼のみの受付になります。 必要最低限・一部業務だけを依頼しているものが中心となっていました。 依頼をされる場合はできる部分は自社で対応する覚悟がいるでしょう。 必要最小限の内容になりますが、とりあえず低予算でWeb広告を打ちたい場合には使えます。
 
予算300万円以上 ・基本的な広告運用のほかある程度の業務を求めることができる ・企画から運用までトータルで依頼することができる ・1つの広告手法のみでなく複数を組み合わせた依頼が可能になる
300万円以上の予算になってくると行いたいことが一通りできるようになってくるでしょう。 新規オープンや新規顧客獲得などで大々的に打ち出したい際にも活用できるようになってきます。 ただし、1例予算1000万円の例を盛り込んでおりますが、より大規模なサービスの開業、専門性の高い広告の依頼の場合などは300万の予算では足りないのが現状です。 行いたいWeb広告の難易度によって、予算が大きく変わるることは念頭に置いておきましょう。
                ※ 例示はアイミツCLOUDのデータをもとに掲示しています。

コストを希望の金額に収めるポイント

コストを抑えるためには「Web広告会社にどこまで依頼するか」がポイントになります。 自社で対応可能な部分を対応したり、クリエイティブを作成したりすれば、 Web広告会社への依頼は実際の広告掲出と運用の作業だけになります。 また、場合によってはクリエイティブのみを依頼して自社で広告運用をしてみる方法もあります。 ただし、お伝えしてきました通り、Web広告にはたくさんの種類・課金方法がありますし、 運用となると分析・検証・改善を繰り返していく必要もあり、自社のみでは困難かと思われます。
例えば
●まず企画が妥当か・実現可能か相談をしてみる
●企画段階からお願いしてコストではなく費用対効果を重視した計画を練る
●過去の広告の検証をし的確な方法を分析するコンサルティング的な側面を依頼する
などが、もしかしたら結果的に効果を発揮し、コスト削減につながるかもしれません。
 

 
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