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編集プロダクションへ依頼する際の成功のコツ

依頼主の想定と編集プロダクションの想定がズレてしまうと完成した際に、
「思っていたものと違う」というトラブルが起きがちです。
トラブルを未然に防ぎ、作りたいものを制作するにはどうしたら良いのでしょうか。
このページでは、編集プロダクションへの依頼を成功させるコツをご紹介します。

編集プロダクションへの依頼を成功させるには

任せきりにせず確認しながら進めましょう

編集プロダクションに限ったことではありませんが、何かを作成する作業は正解がなく、
依頼された側の認識と依頼者の想定との違いが起きがちです。
依頼当初から最後までズレたまま進行してしまうと納得のいくものは完成しません。
成功への一番基本的で大切なポイントは、「任せきりにしない」ことです。
任せきりの場合は、依頼者が何を想定して依頼しているのかが編集プロダクション側も読み取れず
最終的に完成したとしても「思っていたものと違う」となるでしょう。
編集プロダクション側の腕に任せるのではなく、
・初回の相談から具体的なヒアリングを行なってもらう際にしっかりすり合わせを行う
・希望に近いイメージ・過去の制作物・企画書など具体的な要望がわかるものを用意する
・打ち合わせ後についても任せきりにするのではなく、
 進捗・スケジュールを確認・管理し、途中確認作業を挟み修正しながら進める
・気になる点があれば都度問い合わせる
などが大切になってきます。
積極的に介入を行うことで、認識の齟齬があればすぐに修正・調整することもできます。

得意分野を見極めましょう

編集プロダクション会社はたくさんあり、得意分野もそれぞれ異なります。
他分野の企業と異なり、「Web制作がメイン」「紙媒体がメイン」「映像がメイン」など
メインに扱うものが企業によって異なりますし、その中でも得意ジャンルが分かれるところが
編集プロダクション会社です。
例えば医療系・美容系などその業界に特化した編集プロダクション会社もありますし、
社史編纂や著作物の作成など依頼内容に特化した編集プロダクション会社もあります。
紙媒体が得意な会社はSEO知識には乏しいかもしれませんし、
WEB媒体が得意な会社は一方で印刷知識に乏しいかもしれません。
何を依頼したいのかだけでなく、
自社の業界の特殊性がわかる企業へ依頼した方が良いのか、
作りたいものに強みを持つ企業へ依頼した方が良いのか、
自社の求めるものは何かを事前に考え、得意な企業へと依頼するようにしましょう。
<制作実績を確認しましょう>
例えばHPに実績が載っていれば、得意分野がわかります。
また、実際に問い合わせて近いイメージの過去実績としてあるかを確認することもできます。
業界に特化した会社を探す場合は、得意業界を調べる・尋ねるようにしましょう。

セキュリティ体制を確認しましょう

制作時には商品画像、商品データの受け渡しなど、データ類のやりとりが多くなります。
そうしたなかで社外秘のデータが万が一流出すれば、大きなマイナス影響を与えてしまいます。
その点でセキュリティ対策を含めた会社の業務体制も大切なポイントの1つ。
情報の管理体制などを確認しておいたほうが安心できるかもしれません。

違和感を大切にしましょう

最初のヒアリング時やご提案時に、少しでも「何かしっくりこないなぁ……」と感じたら、
ためらわずに先方へお伝えするようにしましょう。
納得できるデザインが仕上がるまで、妥協しないことも大切です。
そのため、最終段階で「しっくりこない…」ではお互いに困ってしまうので、
適宜確認をするようにしましょう。
校正・修正作業に制限がある・追加料金がかかる場合は、事前にすり合わせを行なってから
依頼して問題がないかをよく検討して選ぶようにしましょう。

権利・保証について確認しておきましょう

制作物で何かとトラブルになりやすいのが、「権利・保証」関係です。
下記項目については必ず事前に確認をし、納得の上で依頼しましょう。
  • 瑕疵担保
検収後に発覚した欠陥の対応期間のことで、民法では1年間の瑕疵担保が定められていますが、
契約書を交わす際に担保期間について取り決めておきましょう。
  • 知的財産権、著作権などの権利
一般的には依頼主が所持することが多いですが、内容によっては権利を譲渡しにくいものもあり、
ライター・デザイナー側が権利を主張するケースもあります。
必ず事前に、契約書面上で取り決めておきましょう。
  • その他
内容によっては、機密保持契約、守秘義務違反時の損害賠償なども必要になるでしょう。
ご依頼時点で、禁止事項、違反時の措置なども確認しておいてください。

依頼を成功させるためにしておくこと 〜事前準備〜

依頼をしたからには、理想の形で制作物が完成して欲しいものですよね。
編集プロダクション側が力量を発揮できる状態で取材・ライティングを行うには、
どんな準備をしておくと良いのかを考えてみましょう。

要望は具体的に伝える

制作物は、依頼主によって、目的や作りたいものは異なります。
例えば同じように「新成人向け」「振袖の宣伝」「可愛く華やかなデザインをつけて」
3000文字程度のWebコンテンツを作ってと言われても
その目的や利用方法、依頼主側の企業理念・コンセプトなどはバラバラですので、
大雑把な概要だけを聞いても正解が見えてきません。
  • 目的や利用方法は何を想定しているか
  • 貴社の商品コンセプトは同業他社と何が違うのか
  • その制作物を持って誰に何を伝えたいのか、どんなイメージを持って欲しいのか
  • これまでの制作物や理想のイメージ・これは異なるというイメージはあるのか
などをできる限り具体的に準備しておきましょう。
その上で、納期・予算・制作物の点数などの依頼詳細もできるだけ細かくお伝えします。
もし予算や納期が厳しい場合は、編集プロダクション側からも提案があるかもしれません。
すり合わせながら、理想に近いものを作っていけるよう、
その土台の部分は事前に用意して依頼に進めるようにしましょう。

担当者やフォロー体制を整えておく

制作を進める前に、編集プロダクションと連絡を取り合う自社の担当者や
その担当をフォローするメンバーなどを事前に決めておくと良いでしょう。
担当者が機能していないままスタートしてしまうと
「担当者がわからない」「担当者と連絡がつかない」といったトラブルに繋がりかねず、
また、例えば部署全体で依頼をしてAさんとBさんとの認識がずれていたりすると、
「Aさんからこう聞いていたのでこうしたのですが」
「Bさんとはこう取り決めていたのですが」
などのトラブルの原因になってしまうこともあります。
何かを制作する時、
  • 担当者や業務フローがわからない
  • フィードバックが遅く進められない
  • 制作物の完成イメージが依頼主側の中でずれてしまっている
  • 途中変更の連絡が立て続く
上記のような状態では進むものも進みません。
必ず事前に
  • 誰が担当し、どのように進めるのか
  • 担当者のサポートは誰が務めるのか
  • コンテンツの方向性は明確で社内で共有できていて異存がない状態か
などを確認しておきましょう。
その上で共有・フィードバックを迅速に行うことを心がけていけば良い制作作業になるでしょう。

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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