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社会保険労務士を選定する際のポイント

社会保険労務士の依頼先選びで失敗しないためには、どうしたら良いでしょうか。
自社と相性がよい社会保険労務士を見つけるポイントを4つご紹介します。
是非参考にしてみてください。

社労士を雇う際のポイント

社会保険労務士と契約を結ぶとさまざまなメリットがありますが、
どんな契約を結ぶのか・どんな社会保険労務士を雇うかでもその後の状況は変わります。
社会保険労務士はそれぞれ得意分野が異なるので、会社のニーズに合う方を探したいものです。
また、顧問契約を結ぶと毎月の顧問料の支払いも発生します。
顧問契約料は予算の範囲内に納めるのが理想ですが、
どのような業務をいくらで請け負ってもらえるのかは各事務所によって異なります。
そのため、契約内容と費用対効果について検討する必要があるでしょう。
ここでは、こうした社会保険労務士を雇う際のポイントについて詳しく解説します。

1. 社会保険労務士の契約方法

社労士との契約方法は主に2つあります。
顧問契約:毎月の顧問契約料を払って継続的なサービスを提供してもらう
スポット契約:就業規則の作成、人事評価など頼みたい業務だけ依頼する
毎月の顧問契約をするにしても、提供されるサービスは社労士事務所ごとに異なるので、
その内容についても比較検討する必要があるでしょう。
社会保険労務士のサービスは社会保険契約の手続きなど目に見えるものもありますが、
コンサルティングなどは成果が見えにくい部分もあります。
そのため、どのようなサービスを受けたいのか、自社のニーズをはっきりさせることが大切です。
その上で、顧問契約にするか部分的に依頼するかを決めるのがベストです。

2. 費用

契約をする際には費用も確認する必要がありますよね。
顧問・スポット契約それぞれの注意点を見てみましょう。
顧問契約の場合:
月額顧問料の相場は2~3万円程度ですが、1万円台から契約できる事務所もあります。
しかし、そのサービス内容は千差万別で、
顧問契約をしたからといって必ずしも希望したサービスを受けられるとは限りません。
例えば給与計算については別料金という料金プランの事務所は多いのですが、
そのような事務所と顧問契約をし給与計算も頼みたい場合は別途料金を払う必要があります。
顧問契約をする際は、どんなサービスが含まれているのかをしっかり確認することが大切です。
スポット契約の場合:
スポットで業務を依頼したい場合、そもそも内容によって受けられる・受けられないがあります。
例えば、就業規則の作成やコンサルティング、助成金の申請などは部分的な対応が可能ですが、
社会保険の手続きは顧問契約が必要な事務所もあります。
また、一部の業務のみ依頼する場合はそれぞれ料金が異なります。
これらは各事務所により異なりますので、事前によく確認しましょう。

3. 過去の実績・依頼可能な業務内容

社会保険労務士に依頼をする際は過去の実績にも注目するべきです。
これまでどのような分野を手がけて、どれだけの実績を出しているかをチェックしましょう。
社会保険労務士にはそれぞれ専門分野があります。
例えば、
・就業規則の作成など労務対策は得意だが助成金の申請は苦手
・コンサルティングを専門に行っているので他の業務は依頼を受け付けていない
など意外と得手不得手があります。
専門外のことを依頼するとスムーズに業務が進まない・そもそも依頼できない場合もあるため、
社労士であれば誰でもいい、何でも頼める、と考えるのは間違いです。
その社労士事務所が得意としていることはサイトなどに記載されています。
自社が求める業務内容について実績がある社会保険労務士を選ぶのがベストです。
また、アイミツCLOUDでは絞り込み機能で「希望する委託業務」を選んで探すこともできます。
※スポットでの依頼の可否も絞り込んで検索することができます。
また、担当社会保険労務士の経歴もその人を知る上で大事な情報となります。
例えば、前職が自社の関連分野・専門性の高い分野の場合は、
その分野に関してのより密度の濃いコンサルティングを期待できるでしょう。

4. 強みと相性

社労士と顧問契約を結ぶ際は、強みと相性については特に注意を払うことをおすすめします。
社労士にはそれぞれ専門分野、得意分野があることは既にお伝えした通りですが、
社労士の強みと自社のニーズが合致すれば正に理想形です。
また、社労士と契約をすると日常的にさまざまな相談をすることになるので相性は重要です。
例え高いスキルをもっていても、自分とは合わないと感じた場合はおすすめできません。
社労士はビジネス上のお付き合いとはいえ、自社のトラブルや悩みを相談する相手です。
話しやすい雰囲気の人か、親身になって相談に乗ってくれるのか、
そうしたことは大事な要素で、適任者を探すには金額や依頼内容だけでなく、
やりとり全般を総合的にみることが大切です。
例えば、
・最初に問合せをした際の返答
・ミーティングをした際の話し方
・質問へのレスポンスの早さ
・見積もり、料金体系の明朗さ
などをチェックしていくと、相手の仕事に対するスタンスや人柄はにじみ出ます。
全体を通じて好印象であれば安心して契約できるでしょう。

まとめ

社会保険労務士へ依頼できる業務はいずれも円滑な経営をしていくためには欠かせない要素です。
社労士と顧問契約を結べば、労務問題が起こったときにいつでも相談ができますし、
保険手続き代行や給与計算も依頼できるので、従業員は本業に集中できるでしょう。
更に最新の情報も手に入れられるようになるので、新しい助成金の情報を得ることも可能です。
利点の大きな社会保険労務士との契約において、上記4つのポイントはとても大切です。
 
契約形式・費用、過去の実績、強みと相性、それぞれを見て、
自社のニーズとマッチする社会保険労務士を選ぶことが大事です。
相性が良く、親身に相談に乗ってくれ、業務内容、費用、相性がマッチする社労士と出会えれば、
企業としてさらなる飛躍を見込めるでしょう。
 

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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