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メール配信システムを導入する際のポイント

失敗しない!メール配信システム導入前に意識すべきポイント

メール配信システムの導入で失敗してしまうケースでは、サービス選定を誤ってしまう
事例が多くありました。ここでは確実に役立つサービスを選ぶために、注意すべきポイントを
ご紹介します。
 

メルマガの目的・用途を明確にする

メルマガはあくまでコミュニケーションツールの1つ。商品の魅力を視覚的にアピールするならInstagramの方が向いていますし、ガイダンスや使い方の説明ならYouTubeがあります。
そのなかであえてメルマガを配信するのはなぜなのか、メルマガにどういった役割を持たせ
受けとった読者にどうしてほしいのか、まずはしっかり情報を整理しましょう。
より具体的に突き詰めていくと、メルマガの目的は大きくブランディングとマーケティングの
2つに分けられます。
 
ブランディングとは、メルマガ配信を通じて業界のトピックスや仕事のノウハウを紹介し
自社の知名度アップやイメージ改善を図るアプローチです。
この場合、コンバージョンを得るというよりは情報を共有することが目的になるので
きめ細かなターゲティング配信機能やステップメールは必要ありません。
 
マーケティングとは、メルマガを配信して消費者のニーズをつかみ、それをもとにさらに
アプローチを重ねていくことで、売り上げや資料請求など具体的な成果につなげることです。
おのずと効果測定ツールやターゲティング配信機能、ステップメールが必要になるため
選択肢は現在主流のクラウド型メールマガジン配信システムにほぼ限られるでしょう。
多くの企業に導入されている「MailChimp」や「配配メール」も、メールマーケティングでの
利用を前提として開発されています。
 

ターゲットを明確にする

どのような顧客をターゲットにメールを配信するかによって適した機能は変わるため
ターゲットの特徴を把握しておくことも重要です。
一斉送信のメルマガよりも顧客の段階に合わせて送信されるステップメールのほうが効果が
望めるターゲットの場合は、メールマーケティングに強いシステムを選ぶと良いでしょう。
 

配信数を明確にする

メール配信システムによっては、配信可能なメールの数に制限がある場合や
配信数によってかかる費用が異なることがあります。
将来の展望も踏まえ、メールの配信数を前提にサービス選定を検討することが
重要になるでしょう。
また、今後配信数を大幅に増やすことも想定している場合は、大量配信にも対応できる
サービスを選んでおく必要があります。
 

予算やビジネスの規模に合わせて選ぶ

メールマガジン配信システムを選ぶうえではもちろん料金も大切なポイントの1つです。
例外もありますが、一般的に無料で利用できるメールマガジン配信システムは配信数や
登録できるメールアドレスの数が制限されていて、有料プランで料金が高くなっていくにつれて
配信数・アドレス数ともに増えていきます。
 
また、実際の配信ボリュームを見ると、たとえば中小企業が運営するネットショップの場合
月間のメルマガ配信数は1万通~3万通の範囲に収まることが多く、それにあわせて
月額1万~2万円の料金を支払っているケースが多いようです。これを1つの基準とし
あとは標準搭載されている機能や操作面を加味しながらコストパフォーマンスを
見極めていきましょう。
 

メール配信システムの選び方・比較ポイント

1.メールの開封率やURLのクリック率の測定ができるか?

メルマガは効果測定を行い改善を繰り返せば、反応率を高めることができます。
そのためには配信結果が数値で見える必要があるため、メールの開封率やURLのクリック率の
測定ができることは必須です。
メール配信システムであれば基本的に搭載されている機能ですが、「画面が見づらく
分析しづらい」などの問題も。そのため事前に確認しておく必要があるでしょう。
HTMLメールを送れるメール配信システムであれば効果測定の機能は備わっているので
効果測定をしたいのであればHTMLメールを送れるメール配信システムを選びましょう。
 
「配信数・開封数・クリック数・申込数・成約数」などの数字が見えるようになれば
改善すべきポイントを判断できるようになります業界によりますがメルマガの平均開封率は
18~20%と言われており、この平均値と比較して、開封率が低ければタイトルの変更、開封率が
高いようであればメルマガ本文の見直しやCTAの改善など取るべきアクションが明確になります。
 

2.エラーメールの管理ができるか?

メルマガ配信をするのであれば「到達率」は気にすべき指標です。到達率とは
送信したメールが送信先に到達した割合を示す指標で、エラーなどの事情で送信したメールが
ユーザーに届かない場合は到達率が悪く、費用対効果が低くなってしまいます。
せっかく送信したメールもユーザーに届かなければ意味がないので、
エラーメールの管理や自動停止の設定など、メールの到達率を向上させるための機能が
備わっているかをチェックしておくようにしましょう
 

3.配信上限は自社の配信数にあっているか?

メルマガ配信において、「配信能力」も重視すべきポイントです。配信能力とは
「一定時間あたり何通のメールが送れるか」を示す指標です。
メール配信システムには配信上限が設定されている場合が多いので、まずは自社の必要配信数を
把握しましょう。そのうえで、大量配信が必要になる場合は、メールの配信処理能力が高い
システムを選ぶ必要があります。
 
大量配信に明確な定義はありませんが、目安としては数万から数十万件以上への一斉配信は
大量送信といえます。とはいえ、配信上限が多くてもメールの送信スピードが遅いという場合も
あるので、事前に時間あたりの配信実績を確認するようにしてください
 

4.セグメントメールやステップメールの配信ができるか?

見込み顧客(リード)の発掘をしたいという場合は、単なる配信システムではなく
マーケティング系の機能が備わっているメール配信システムを選ぶようにしましょう
 
メールに反応したユーザーにのみ別のメールを送りたいといった場合は
ユーザー登録フォーム作成機能、見込み客を瞬時に可視化できるホットリード抽出機能
リッチコンテンツが作成できるシステム、ステップメール機能などを備えている
メール配信システムを選ぶことをおすすめします。
また、自社サイトの訪問者に対して個別にアプローチをしたい場合は
マーケティングオートメーションツール(MAツール)の機能を一部搭載した
メール配信システムも選択肢に入るでしょう。
 

5.保有する顧客情報と連携可能か?

名刺管理ソフトやCRMシステム、ECショップなどの顧客データベースがすでにある場合は
そのデータを活用して配信だけをメール配信システムで行いたいという場合もあると思います。
そういう場合、API連携が可能なメール配信システムを利用することで、顧客の重複管理や
配信ステータスの変更などが不要となり、既存のシステムを操作するのみで配信まで
行えるようになります。
保有する顧客情報を活用してメールを配信したいという場合には、API連携が可能かどうかを
事前に確認するようにしましょう。
API連携が有償オプションというサービスもありますのでその点も注意が必要です。
 

6.価格は適切か?

メール配信システムは配信量に比例して全体費用が高くなるため、一通あたりの配信料金が
重要なポイントとなります海外サービスは比較的安価な傾向にあるため
「とにかく低価格のものを選びたい」という場合は「MailChimp」などの海外サービスが
適しているでしょう。
 
多くのメール配信システムは、配信数によって費用レンジが設定されており、配信数が
多くなると一通あたりの配信料金は低くなります。しかし、費用の変動率は各サービスばらつきがあるため、事前に費用レンジを確認するようにしましょう。
しかしUIが英語であるため、操作面や実際の利用に際して抵抗がないかどうか確認が必要です。
 

7.セキュリティ対策は万全か?

メルマガ配信は個人情報を取り扱うことになるため、セキュリティ対策は非常に重要な
ポイントです。通信の暗号化やセキュリティマークを取得しているかなど、事前に
検討サービスのセキュリティ性能について調べておきましょう。
 
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