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イベント企画の費用相場

この記事では「イベント企画の費用相場」を分かりやすく解説いたします。
「どのくらいの費用感か分からない」「値段・相場を知りたい」という方におすすめです。

イベント種類別の費用相場

まず、イベントの種類別に費用相場を見てみましょう。

講演会・セミナー

平均的な相場:参加者100名程度の規模…80万円前後
セミナールームやイベントスペース、公共施設の多目的室などを借りて行うことが多く、
参加者数・使用する会場により変動も大きくなります。
法人向け・個人向け問わず非常に多くのニーズがあります。
過去に同じ内容のセミナー・講演会を開催している場合は、
パンフレットなどの配布物があればそれらを活用して制作費を抑えることも可能です。
また、告知についても自社HPや顧客への告知以外は不要なことが多く、
本格的な専門webサイトやSNSページの制作が必要になるケースはほとんどありません。

展示会のブース出展

平均的な相場:展示会1コマ程度…120万円前後
出展料*の相場:小規模なイベントで1コマ(3m×3m程度のスペース)…1日10万円前後
         数万人の来場者を集める大規模な展示会の1コマ…1日30万円前後
展示会はできるだけ費用を抑えて自社の新商品やサービスをアピールしたい場合に有効です。
2日間~3日間にわたって出展することが多く、ブースの資材費・設営費が加わるので、
開催期間やブースの規模によって費用は変動します。
※開催日数が長くなると人件費などのトータルコストが高くなります。
<用語解説>
出展料*:
展示会の主催者に支払うブース料金です。
1コマあたりいくら、と設定されていることが多く、開催規模によって価格は変動します。

企業の周年イベント、パーティー

平均的な相場:参加者200名~300名の規模…200万円前後
ホテルの宴会場やイベントスペースを貸し切ることが多く、会場費の割合が多くなります。
人件費・企画費の他に、
・会場費…搬入・撤収含めた3時間の利用で25万円~40万円
・ケータリングなどの飲食費…5,000円~8,000円×参加人数
・ステージの装飾費…10万円~15万円
・オープニングムービーの制作費…20万円~30万円
などが含まれます。
都内のシティホテルなどでは飲食代込みの廉価プランを用意しているところもあるので、
予算を抑えたい場合は会場・プランから相談してみると良いかもしれません。

物産展

平均的な相場:都内・3日~4日の開催…250万円前後
イベントスペースや貸し店舗を使って開催し、企画や会場の装飾、運営などが必要になります。
商品の仕入れ・手配などから行うことが多く、販売する品数によって費用が変動します。

商品やサービスのPRイベント

平均的な相場:イベントスペース・展示会などでの開催…350万円前後
イベントスペースのほか、大規模な展示場やスポーツ施設を借りて行うことが多く、
キャンペーン期間中に複数の地方都市を回ることも。
企画・コーディネート費は他のイベントとそれほど大きく変わりません。
<商品・サービスのPRイベントでかかる費用の例/>
スタッフ・イベントコンパニオンの人件費…1日あたり2万円~3万5,000円
ロゴを入れた衣装等の制作費…15万円~25万円
また、PRを主要目的としているため、
・プロモーション用のwebサイト
・SNSアカウントの制作・運用
などを伴うことも多くなり、平均して40万円~100万円程度の費用がかかります。
現場スタッフの人件費・PR活動の費用が主な支出となるでしょう。

イベント企画・制作・運営代行費用の算出方法と仕組み

小規模なビジネスセミナーから数千人の来場者を集める新商品の展示会まで、
イベントの種類や規模はさまざまですが、
いずれの場合も欠かせないのは「場所」「人」「モノ」の3つになります。
具体的には、
・場所:イベント会場となるセミナールームや展示場
・人:企画・制作進行管理から当日の運営までを担当するスタッフ
・モノ:パンフレットなどの配布物や当日使う設備・機材(プロジェクターなど)
となります。
これら「会場費」「人件費」「企画・コーディネート費」「制作費」「機材費」が
イベントの企画や運営を外注する場合の費用になりますので、
具体的な費用項目と相場を見てみましょう。

イベントの主な費用項目と相場

会場費

一般的な相場:15〜30万円程度
セミナールームやレンタルスペース、展示場などの利用料金です。
・立地条件  ・収容人数  ・設備(舞台、プロジェクター、音響装置など)
などの要因によって金額が大きく変わります。
都内会場費の例/
収容人数100名規模のセミナールーム…1日30万円(半日15万円)前後
東京ビッグサイトをはじめとする大規模な展示場…日あたり100万円以上となることも
会場選びについては、施設のホームページなどを通じて予約しておくこともできますし、
イベント会社に全てお任せすることもできます。
毎年定期的に開催するイベント(社内の表彰式、納会など)は自社で手配し、
参加人数が変わる商品のPRキャンペーンやセミナー・勉強会はお任せする方が多いようです。

人件費

一般的な相場:15〜25万円程度
こちらもイベントの規模によって必要な人数が変わってしまうため、大きく変動します。
個々のスタッフの役割別に1日あたりの金額も変わってくるので、細かく見てみましょう。
1日あたりのポジション別人件費相場:
ディレクターやチーフディレクター(企画や運営全体を仕切る役割)…3~4万円
来場者の案内・誘導を担当する運営スタッフ…1万5,000円~2万円
舞台装置や映像・音響機材のオペレーションを担当する技術スタッフ…2~3万円
MC・司会…2万5,000円~4万円
イベントコンパニオン…2万~3万5,000円

企画・コーディネート費

一般的な相場:5~15万円程度
・イベント全体の企画
・台本・進行表の作成
・配布物の制作を請け負う印刷会社などとの調整・業務連絡
などにかかる料金です。
全体のプランニング費用・手数料として当日の人件費とは別に計上されます。

制作費

一般的な相場:20~35万円程度
案内サイン制作/配布物印刷/簡易映像制作(参加者100名のセミナー)の場合:20~35万円程度
製作費は、イベントの種類・規模で変動します。
何を用意するかや作成数などにもよって大きく金額は変わってくるので、
具体的な項目別に見てみましょう。
制作するもの別の制作費相場>
・看板・案内サイン…4~6万円
・案内状・返信はがき…12~15万円
・イベントで流すオープニングムービー等の映像…5~10万円
・MC・司会…2万5,000円~4万円
・イベントコンパニオン…2万~3万5,000円
・企業ロゴ入りタペストリー・テーブルクロス・スタンドバナー(展示会用)…10~15万円
・商品・サービスのデモ映像…5~10万円
・ブース設営 骨組み資材+設営費…40~80万円 ※大規模なブースの場合
・Webサイト・告知用SNS活用…40〜100万円

機材費

一般的な相場:5〜10万円程度
具体的な機材としては、スライド資料を表示するプロジェクター、ステージの照明・音響装置、
スタッフ間の業務連絡に使うトラシーバーなどの費用です。
会場に用意されている設備も多く、それらを利用すればコストを抑えることもできます。
<イベント企画で見落としがちな費用>
出張料金
複数の地方都市を回る場合などは、
イベント会社のスタッフの移動・滞在にともなう出張料金がかかります。
※出張料金の内訳は多くの場合は交通費と宿泊費の実費です。
あらかじめ念頭に置いて予算に組み込んでおきましょう。
備品代
・看板や案内ボードを立てかけるイーゼル(画架)
・会場の導線を確保するために使うロープ
など、場合によってレンタル費用が発生することもあります。
※会場側から無料で借りられることも多く、
たとえ費用が発生しても全体に占める割合は小さいのですが、念の為想定しておきましょう。

イベント企画で価格差が出る理由

イベント会社の一般的な費用はここまでご紹介した通りですが、
・有名な演出家が在籍しているイベント会社
・プロジェクションマッピング*を得意とする会社
などは料金がやや高くなる傾向があるようです。
一方、
・派遣スタッフが中心で、イベント当日の案内・誘導のみを請け負う会社
・事務局運営(問い合わせ対応、案内状の送付など)に特化した会社
の料金は総じて低めです。
イベント企画や運営について自社である程度ノウハウがあるのであれば、
そうした会社を中心に検討するのも費用を抑えるポイントとなります。
<用語解説>
プロジェクションマッピング:
建築物の外壁や空間上に映像を投影させるイベントの表現手法
建物や空間の凹凸を利用して立体感のある演出を行うことができます。
その分、空間・建造物に合わせた映像の作成と機材の調達、
専門のスタッフの手配などで費用がかかります。

できるだけ費用を抑えたい場合は…

1. 会場費を抑える

ビジネスセミナーや講演会の場合、全体に占める会場費の割合が大きくなりますので、
自治体が運営するイベントスペース、市民ホールなどを利用するとコスト削減できます。
たとえば、都内のセミナールームの料金が総じて1日あたり30万円前後であるのに対して、
こうした公共の施設は1日4万円程度でレンタル可能です。
立地条件や設備の点で見劣りする部分はあるものの、
少人数での開催なら十分カバーできるのではないでしょうか。

2. コミュニケーションを図る

イベント会社とは当日まで何度も打ち合わせをします。
制作物の進捗状況や、参加申し込み状況の共有などを繰り返すので、
意思疎通が図れない担当者とはうまくイベントを開催できない危険性があります。
・顔をあわせてみてストレスを感じることなくやりとりできる会社
・イベント開催の背景までじっくり話を聞いてくれる会社
を選ぶことが大切です。
ご依頼内容について、ヒアリングにあまり時間をかけず、
たくさんのオプションを提案してくる会社は注意した方が良いでしょう。
・過度な会場装飾によってコストがかさむ
・過剰な装飾が妨げとなりイベント当日の誘導・案内に悪影響が出る
・座席数や売り上げが減ってしまう
などが起こるとコストをかけて結果を得られない、といった事態につながります。
企業選びの段階で、円滑に打ち合わせが進みそうか、過剰なオプションを提示したり、
売り上げが減るような事態は起こらなそうか、も頭の片隅に置いて見極めましょう。
 
いかがでしたでしょうか。
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