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社員研修の平均費用と料金相場

研修タイプ別の費用と内訳を確認し、「社員研修を代行会社に依頼する場合の費用と料金相場」をわかりやすくご紹介。目的別の相場も掲載しているので、自分はどれに当てはまっているのかをイメージしながら一緒に見ていきましょう。
 
■管理職向けの研修(参加者5名~10名前後の場合)
会社の中核を担う管理者層をしっかり育成するためには、相応の実績があり、体系的なプログラムを用意できる法人に依頼するのがおすすめです。
具体的な研修メニューとしては、人材・組織マネジメントの概要、部下の育成方法、自己管理の実践方法、会社の資産管理方法など。 仮に5名~10名前後のリーダー・マネージャーを対象に、2日~3日間かけてこうした研修を行なうとなると、40万円前後が平均的な相場になります。
また、セミナールームなど借りて行なう場合は、その利用料金(最大20名収容のスペースで1日あたり3万円前後)と、設備費(プロジェクターやスクリーン、マイクなどのレンタル費用。すべて借りる場合でトータル15万円前後)が加わります。
 
新卒・新人社員向けの研修(参加者20名~30名前後の場合)
管理者向けの研修などと比べると参加人数が増えるうえ、内容が多岐にわたり研修期間も長くなるため、トータルでの費用は高くなります。
仮に20名~30名の新卒・新人メンバーに対し、1~2週間かけて前述のような研修を実施するとなると、平均的な相場は150万円~250万円ほど。 最近では過重労働への社会的関心が集まるなか、新卒・新人社員向けの研修の一環として体調管理や食事管理、メンタルヘルスケアについてのプログラムを取り入れる企業も増えてきました。
 
OJTやロープレなどの実践研修(参加者10名~15名前後の場合)
講師側にも相応のスキル・知識・準備が求められるため研修費は高額になることが多く、一般的な相場は1日の研修(実質6時間)で30万円前後。 2日~3日間にわたって研修を行なうと、設備費などを含めて80万円~120万円の費用がかかります。
営業向けの研修の場合、座学での研修に加えて顧客先へも同行し、実際の商談を通じてセールストークやクロージングのノウハウをレクチャーしてくれる研修会社も多いようです。
 
主な費用項目と相場
 

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費用を抑えるポイント
契約社員やアルバイトスタッフ向けの研修の場合、厚生労働省のキャリアアップ助成金を活用するのも効果的。 事前の計画提出などいくつか条件があるものの、正社員登用を前提として契約社員やアルバイトスタッフを対象に座学研修やOJTを行なうと、1人あたり最大72万円が給付されます。 返還する必要はありません。
  • 「人材開発支援助成金」
  • 「キャリアアップ助成金」
などが助成金の対象です。