日頃オフィスで様々なOA機器に触れていることと思います。
ビジネスには欠かせないオフィス周りの機器ですが、
「何を基準に選んだらいいのかわからない」そんな方も多いのではないでしょうか。
また、OA機器は幅が広いので「何がOA機器に該当するの?」というお声もしばしば聞きます。
そこでこのページではまず「そもそもOA機器とは何か」から解説をしていきます。

OA機器とは

OA機器のOAとは「Office Automation(オフィス・オートメーション)」を示しています。
つまり、「事務作業を自動化する」機器のことを表しているのです。
一例としては、
・パソコン
・タブレット
・ディスプレイ
・電話機
・FAX
・コピー機
・シュレッダーなど
が該当します。
尚、「事務作業」の機器なので、
オフィスで使うものであっても、給湯器などの家電製品は該当しません。
 

OA機器の種類と特徴

ここまでOA機器について大まかな定義をお伝えしてきましたが、
そもそもビジネスで利用されているOA機器にはどんな種類のものがあるのでしょうか。
以下の代表的なOA機器についてみていきましょう。
  • ビジネスフォン
  • 携帯電話(スマホ・フィーチャーフォン)
  • ノートパソコン
  • デスクトップパソコン
  • タブレット
  • 複合機、プリンター
  • プロジェクター
 

ビジネスフォン

オフィスで使う電話機を示します。
家庭用電話と異なり、オフィスでは複数の子機へ同じ電話番号で繋ぐことや、
保留・転送など多機能であることも求められます。
最近では、クラウド型電話の導入も増えています。
オフィス以外、スマートフォンやPCでも対応できるようになるので、
例えばリモート環境下でも対応が可能になります。
 

携帯電話(スマホ・フィーチャーフォン)

リモート環境の充実により従業員にスマートフォンを持たせる企業も増えています。
フィーチャーフォンとは、いわゆる「ガラケー(ガラパゴス携帯)」のことで、
通話以外の機能も備えているもののメインの機能が通話である携帯電話を示します。
ビジネスではまだフィーチャーフォンを利用しているという企業も多いのではないでしょうか。
コストが抑えられる利点はありますが、各社3G回線は終了予定ですので注意が必要です。
<3G回線の提供停止>
3G利用のガラケーは、キャリアからの電波供給がストップすると利用できなくなります。
各社提供停止予定が確定していますのでご注意ください。
・docomo:2026年3月31日
・ソフトバンク:2024年1月下旬
・au:2022年3月31日にて既に終了
 

ノートパソコン

あえて定義を挙げるとしたら「持ち運びができるノート型のパソコン」です。
リモート環境でも利用可能なので昨今需要が高まっています。
タブレットとの違いとしては、
・画面モニター・キーボード・タッチパッドなどがパソコン本体と一体化している点です。
 

デスクトップパソコン

ノートパソコンとは異なり、デスク上で使うことを前提として作られたパソコンです。
持ち運ぶことはできませんが、ノートパソコンより価格が抑えられ、
拡張性に優れていてカスタマイズしやすいなどのメリットがあります。
 

タブレット

タブレット(=tablet)は元々「平板」という意味があります。
その名の通り薄い1枚の端末で、持ち運びに大変便利です。
携帯性に優れている他に、タッチペンなどで直接資料内に書き込みやすいのも特徴で、
さっと取り出して使いたい時に活躍します。
 

複合機・プリンター

複合機:プリント以外にスキャナー・FAX・メール送信などの機能を複合的に備えたものです。
オフィス内でFAXを送ったり、スキャンした資料をメールしたりする場合は複合機が必須です。
プリンター:プリントすることを目的としているため上記のような複合機能がありません。
複合機と比べた時に、コンパクト・コストが安い点が魅力となります。
 

プロジェクター

スクリーンに画像・映像を映す「投影機」のことです。
分類としてはディスプレイ装置に含まれ、
また、会議などでも用いられることからOA機器に含んでおります。
 

その他

・会議室用のマイク ・LAN設備 ・デジタルサイネージ用のディスプレイ ・シュレッダー
なども機器についてもOA機器に該当されます。
 

OA機器の市場規模とトレンド

OA機器の業界規模はペーパーレス化やリモートワーク化を背景に、
2017年以降は緩やかな縮小傾向が続いています。
業界全体として厳しい状況にあるのは間違いないでしょう。
ただそうした一方で、在宅勤務の難しい医療、製造、建築といった分野では、
今もなおOA機器は必要不可欠な業務用ツールになっています。
カルテや処方箋の印刷、図面の共有といった作業はコピー機・複合機なしには行えません。
また、機器自体も進化を続けています。
たとえば複合機の場合、ここ数年は本体にWi-FI機能を搭載したモデルが主流に。
スマートフォンで撮影した写真を直接印刷したり、
スキャンデータをクラウドで保存できる製品が増えてきました。

OA機器の歴史

余談ですがOA機器の歴史について簡単に振り返ってみましょう。
OA機器の代名詞的存在と言えるコピー機が誕生したのは、今から70年ほど前。
1951年にドイツのコピア社が販売をスタートした
ジアゾ式複写機が、業務用コピー機の起源と言われています。
これは原稿と感光紙を密着させ紫外線による窒素化合物の化学反応を利用して
画像を複写するものでした。
当時としては画期的な技術でしたが、
・薬品の塗られた感光紙を長期間保管するのが難しい
・現像後に退色しやすい
ということもあって、一般のオフィスにはそれほど広く普及しませんでした。
一方アメリカでは、1955年にゼロックス社がPPC複写機(普通紙複写機)を開発。
・用紙な保管が手軽
・両面刷りができる
という進化を遂げ、こちらが現在のコピー機の原型となります。
 
その後、1974年にはリコーが世界初の業務用高速ファクシミリ「リファクス600S」をリリース。
1980年に入るとコピー機能やファクシミリ機能を兼ね備えた複合機が登場し、
OAという概念も広く定着しました。
さらに1990年代の後半になるとネットワーク環境が進化にともない、
PC端末からコピー機や複合機を操作することが可能になっていきます。
結果、業種・規模を問わず多くの企業がOA機器を導入するようになりました。
 
いかがでしたでしょうか。
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