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データセンターを選定する際のポイント

データセンターを選定する際のポイントをご紹介します。

データセンター選びのポイント

データセンターを選ぶ前に、まず自社の要件を明確にしましょう。
どのようにデータセンターを利用したいのかを整理してから重視するポイントに合わせて、
どのデータセンターが最適化を考えて選ぶようにしてください。

災害への対策・安定供給は問題ないか

もし災害への対策や万が一の際の対応など、安定したサービスの提供を最重視する場合は、
災害への備えをよく確認して選定しましょう。
もちろんどのデータセンターであっても、対策をおこなっていることが多く、
自社内にサーバーを置いておくよりは安心できるものですが、その対策にもいくつかあります。
例えば根本的な部分で「建物の立地」。
ハザードマップに照らし、災害が頻発しやすいエリアであったりしないか確認しましょう。
また、地震対策にも耐震・免震・制震と構造の違いもあります。
繰り返す余震に耐えうるものであるかの確認も必要ですよね。
例えば、地震の影響で火災が発生する、地域全体が停電になってしまう、計画停電を行うなど、
二次災害も懸念されます。
そのような時の消火・防火設備、電源のバックアップ、災害マニュアルの内容も確認しておくと
サービスの違いが見えてくるかもしれません。
自社の重視するポイントに合うデータセンターを探しましょう。

セキュリティ面は万全か

企業によってはセキュリティ資格を保有していたりすることもあるかと思います。
その場合はセキュリティ資格のルール上、情報漏洩対策を厳しくしなければならないでしょう。
もちろん資格がない場合であっても、扱う情報によっては
顧客情報・個人情報・取引実績など外部へ漏洩してはいけないものも沢山あるかと思います。
セキュリティを最重要視する場合は、
  • 入退室管理がどのようなルールになっているか
  • ドアの開錠に必要な認証機能は何を選択しているのか
  • ネットワークのセキュリティ対策は何を採用しているのか
  • 万一の際のマニュアルはどのようになっているのか
などをチェックし自社の求めるレベル以上のものを備えたデータセンターを選択しましょう。

オプション・サポートなどの内容に不足はないか

例えばサーバーの保守運用について詳しい人がいない場合、まとめて外部へ依頼したい場合は
オプション機能やサポート体制を重視することになるでしょう。
データセンターのサービスは各社異なります。
ラックの貸し出しのみであとはご自身で対応をというデータセンターであっても、
自社内の人材で賄えるのであれば問題なく利用することができるでしょう。
しかし、
  • 導入時にサポートが必要
  • 保守運用を依頼したい
  • 万一のトラブルの際に速やかな対応が必要
などサポート体制を求める場合は、オプションでその依頼が可能かどうか、
可能な場合はどのレベルまで対応してくれるのかなどを確認して、
納得のいくデータセンターと契約をするようにしましょう。

料金が予算を超過してしまわないか

データセンターの利用料金は、ホスティングとハウジングでも相場が異なります。
また、利用するラック数やオプションの有無などに応じて変動もします。
事前にシミュレーションを行い、また、見積もり取得の際に詳細を相談し、
最適なデータセンターを探すようにしましょう。
※データセンターの場合は、ラックの利用料金の他、電源・回線の利用料、
その他オプションの有無で料金が変動します。
契約後に「こんなにかかると思わなかった」とならないよう事前の確認をしっかり行いましょう。

立地条件は良いか

どんなに良いデータセンターでも「立地条件」が合わなければ利用できません。
立地条件には災害対・保守運用・コストなどが複合的に絡んできますので重要なポイントです。
災害対策を行なっているかの確認の際、ハザードマップのチェックは大切です。
これは地震だけの話ではなく、近年多い水害への対策も含んでいると考えておきましょう。
サーバーはじめ機器類は水害に弱いです。
  • データセンターのある場所がどれだけ自然災害に強いのか
  • 災害リスクはどれくらいあるのか
  • 旧水路や埋立地、液状化リスクなど懸念点はないか
  • 懸念事項がある場合はその対策・万一に備えた設備が万全であるか
なども重要になってきます。
また、災害面以外の面でも、自社からあまりに遠い場合は頻繁に通うとなると困難です。
遠くなれば遠くなる程、移動コストも人材コストもかさみます。
そういった点も含めて選定するようにしましょう。

利用したい機器が使用できるか

企業によっては電源容量が大きいサーバー機器を利用しているケースもあるでしょう。
高密度で設計されたサーバーなどの場合、ラックあたりの電力供給では足りない…といったことも
起こりうるかもしれません。
  • 自社のサーバーをラックに設置する場合は、そのデータセンターで利用可能なものなのか
  • サーバーをレンタルする場合は、そのサーバーで自社の業務効率に支障が出ないか
を事前に確認しておく必要があるでしょう。
<クラウド利用を検討の場合>
クラウド型サービスを利用する場合で、メガクラウド(AWS・Azureなど)を利用したい場合は
クラウドにアクセスできる専用線の引き込みが必要です。
利用したいデータセンターがその専用線を引き込むことができるのかを確認しましょう。
また、データセンター側が環境構築を行い、クラウドサービスを提供しているものもあります。
クラウドサービスの機器類と自社のデータセンター内の機器類が同一環境にあれば、
回線コストを削減し、高速アクセスも可能になるでしょう。
そのようなサービスがもし利用可能な状況であれば検討してみるのも一案です。

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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