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ECサイト構築の費用相場
1.予算別、ECサイトの制作方法5つ
ECサイトを制作する方法は複数あります。制作方法によって費用は大きく異なるので
予算から制作方法を決めるという手もあります。
ここでは予算別のECサイトの作り方を5つ紹介します。
① 予算~10万:モール型ECサイトに出店する
ECサイト制作の予算を「10万円以内に抑えたい」という方は
ECモールへの出店を視野に入れた方が良いと思います。
(ECモールとは楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの事です)
自社でECサイトを一から構築する必要はなく、コストを最小限に抑えることができます。
また、サイト制作期間も短く1週間〜1ヶ月程度で出店が可能です。
ECモールは既にサイトが強力なパワーを持っており、ユーザーの信頼も高いので
新規参入でもアクセスが見込める点は大きなメリットです。
一方、ECモールには多くの店舗が出店しているので、新たに参入しても沢山の店の1つであり
カスタマイズできる幅も限られるので、「独自性を打ち出しにくい」
「多くの店舗の中に埋もれてしまう」という恐れはあります。
また、売り上げに対して一定の割合でロイヤリティを支払う必要があるので
長期的に見れば自社でECサイトを構築したほうが利益が上がる可能性もあります。
②予算~10万:オープンソースを利用する
ECサイト制作の予算が10万円以内で自社のECサイトを持ちたい!
という方にはオープンソースを利用する方法もあります。
オープンソースは無料で公開されているサイト構築システムのことで、誰でも利用可能です。
改変も自由にできるのでカスタマイズすれば独自性のあるECサイトを構築できます。
ECサイト用のオープンソースとして有名なのは「EC-CUBE」「Magento」で
両方とも無料ダウンロード可能。すでに多くの企業が利用をしています。
ECサイト用のオープンソースのメリットは無料で利用できることに加え
ショッピングカートを始めとするECサイトで必要な機能が標準装備されている点です。
独自開発をするとこうした機能を一から装備する必要があるので、開発に時間がかかりますが
オープンソースならその心配もありません。サイト制作期間はおよそ1〜2ヶ月程度です。
デメリットはサイト制作にある程度の専門知識が必要で
トラブルには自分で対処する必要があることです。
また、セキュリティについても注意が必要となるので、初心者には扱いが難しいのが難点です。
よって、オープンソースはサイト制作費用を抑えたい方、独自性のある自社サイトを作りたい方、サイト制作の知識がある方におすすめの方法です。
③ 予算~100万:ASPを利用する
サイト制作にあたり10~100万円程度の予算がある場合は、ASPの利用も可能です。
ECサイトのASPで有名なのは「BASE」「カラーミーショップ」「MakeShop」「Shopify」
などがあります。
ASPはソフトウェアをインストールする必要がなく、ブラウザベースで利用できるのが特徴です。
サーバーは不要、制作も簡単で、比較的短期間でサイト構築&オープンも可能
とにかく手軽な点が人気です。
サイト開設後に月額費用が発生しますが、初期費用の負担が少ない点はメリットです。
一方、オープンソースやパッケージソフトと比較するとカスタマイズの幅が狭いので
独自性を打ち出したい方には物足りない可能性があります。
また、拡張性も高いとは言えず、将来的に自社システムと連携をしたい方には不向きです。
以上の特徴から、ASPはサイト作成初心者の方、コスパ重視の方におすすめの方法です。
④ 予算:~500万:パッケージソフトを活用する
サイト作成に500万円まで費用をかけられる方は、パッケージソフトの活用が可能です。
パッケージソフトは、市販のソフトウェアのことで代表的なECサイト用のパッケージには「Orange EC」「ecbeing」「ebisumart」があります。
パッケージソフトのメリットはカスタマイズ性が高く、デザインも自由度が高い点です。
大規模なECサイトの構築にも適しており、クリスマス、バレンタインなど
季節柄発生する一時的なトラフィックの増減にも対可能です。
一方、パッケージソフトはECモール、オープンソース、ASPに比べると費用が格段に高く
サイト構築後も保守、バージョンアップ、メンテナンスにも費用がかかるので
ランニングコストについても考慮する必要があります。
また、サイト制作期間も2〜5ヶ月ほどかかるのでサイト開設までにある程度の期間が必要です。
パッケージソフトは大規模なECサイトを構築予定の方で
予算にもある程度余裕のある方におすすめの方法です。
⑤ 予算:500万~:フルスクラッチ制作をする
ECサイト制作の予算が500万円以上ある方はフルスクラッチの導入も選択肢に入ります。
フルスクラッチとは既存のサービス、プログラムを全く使わずに
ゼロベースからサイト構築をする方法です。
フルスクラッチでECサイトを構築した場合も、ゼロから独自開発ができるので
全て自社の思い通りにサイト構築をできます。
自社システムとの連携も自由自在、追加機能を加えるにも制限がありません。
フルスクラッチのデメリットは、「制作費用・維持費用が高額になる点」
「開発技術者が必要となる点」「制作期間が長くなる点」などがあげられます。
サイト開設までには4〜8ヶ月程度を計画しておく必要があるでしょう。
また、自社開発をするとどうしても不具合も発生しやすくなるので
サイト構築後もトラブルに対処できる人材が必要です。
よって、フルスクラッチは予算に余裕がある方、ECサイトを自社のメイン業務としたい方には
おすすめですが、最近はパッケージも柔軟性や拡張性が高く
大規模サイトでもフルスクラッチを利用するのは少数派です。
2.ECサイト制作の費用面で注意したいこと
ECサイト制作をする際に費用のことは気になりますが、サイト制作費用を抑えられるに
越したことはありません。ただ次の3つの点には注意をしておくことをおすすめします。
<決済方法はどうするか>
ECサイトを制作する際は、決済方法をどうするかよく検討する必要があります。
ECサイトの決済方法は「クレジットカード」「銀行振り込み」「コンビニ振り込み」
「代金引換」などがありますが、どの方法を選ぶかでサイト制作にかかる費用は異なります。
できるだけ費用を抑えたい場合、搭載する機能も必要最低限で済ませがちですが
決済機能に関しては節約をするのは考え物です。
なぜなら、web決済サービス「Paidy」の調査によるとユーザーの7割は
自分の希望する決済機能がないと買い物を中止するか他のサイトで購入を
するという結果がでており、決済機能の選択肢をできるだけ増やすことは
機会損失を防ぐ重要なポイントだからです。
特にECサイトの決済ではクレジットカードが多く使われるので
費用はかかってもクレジットカード決済機能は搭載しておくことをおすすめします。
<どこから制作会社に任せるのか>
ECサイトを作る際に「どこまでを自社で行い」「どこからを制作会社に任せるか」
で費用は大きく変わります。
ECサイト制作のプロセスは多岐に渡り、企画、分析、デザイン、コンテンツ作成、サイト構築、運営の全てを制作会社に依頼すると費用は高くなります。
反対に写真やコンテンツは自社で用意をして、制作会社にはサイトの枠組みだけ構築してもらう
という場合は費用を抑えられるでしょう。
<何を重視してECサイトを作るのか>
ECサイトを作るときには、重視したいことを決めておくことも大切です。
ECサイト制作にあたっては、費用、制作期間、耐用年数など様々な検討事項があります。
全てを思い通りにいけば良いのですが、なかなかそうもいかないこともあります。
そうしたときに、サイト構築において一番重視したいことが決まっていれば
制作会社を選びやすいでしょう。
ECサイト制作会社にはそれぞれ強みがあるので、優先順位の高いニーズを
満たせる会社を選ぶことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。「自社にあった会社が見つからない」
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