社員研修を発注する手順とスケジュール

2022/4/11 4:552022/5/12 7:18

社員研修を実施するのに必要な準備は以下の通りです。

ここからは、社員研修会社に外注する際の流れ・スケジュールについて確認していきましょう。大まかには、以下のような流れで社員研修の準備から実施、アフターフォローまでを進めていきます。

社員研修会社に研修を外注する場合には、まず現状を把握するところから始めましょう。

社員研修を実施すると言っても、従業員の現段階のレベルを把握しなければ適切なカリキュラムを組むことができません。新卒社員のスタートスキルレベル、中途社員のマネジメントスキルレベルなどを、簡単なテストやアンケートなどを活用して把握し、どのような研修が必要になりそうかを整理しておきましょう。

研修を行う目的や目標を明確にする社員研修会社に研修を外注する際には、なぜ研修を行うのか、研修を行った後にどのような効果を求めているのか、などをクリアにしておく必要があります。社員のレベルを把握し、自社の人材育成方針と照らし合わせながら、研修を行うべき理由や具体的な目標設定を行いましょう。

この場合、人事部だけで話を進めるのではなく、その社員が配属されている・今後配属される部署や現場の社員にまでヒアリングをしましょう。実際にどのような人材を求めているか、身につけてほしいスキルについてなど、必要な研修内容をより具体的にしておくことをおすすめします。

なぜ社員研修を行うのか、どのような成果を求めるのかを整理できたら、どのくらいの期間にわたって研修を行う必要があるのかを検討していきましょう。

研修期間については、どのような研修を行うのかや企業によってバラバラですが、「エンジニアのためのキャリア応援マガジンfabcross for エンジニア」による「新社会人・若手社会人の意識調査」の結果によると、新入社員研修の平均期間は3ヶ月ほど。1ヶ月や2週間、1週間ほどという答えも多く見られます。

社員研修会社に外注する場合は、1週間〜3ヶ月ほどの長期間にわたって人材育成をサポートしてもらうのか、あるいは1日だけの講師派遣やセミナー、公開講座などを活用するのかをきちんと整理しておきましょう。

社員研修を行いたい期間を大方定めたら、社員研修会社を選定していきましょう。

単発の講師派遣を依頼するのか、長期の人材育成サポートを依頼するのかなど、さまざまな条件によって依頼するべき会社は変わってきます。また、それぞれの会社によって研修費用も異なってくるため、予算と照らし合わせながら慎重に会社選定を行いましょう。

費用面で失敗しないためにも、複数社に相見積もりを依頼するのを忘れないようにしてください。

どの社員研修会社に依頼するのかを決めたら、どのような研修をいつ行うのかといった具体的な内容を相談していきましょう。

座学にグループワーク、グループディスカッションなどを組み込むか、どのような外部講師を派遣してもらうかなどを検討していきます。また、一度に内容を詰め込みすぎないで行うためのスケジュールについての打ち合わせについても整理していきます。

ここでは、やる気が持続できる内容や、受講者が飽きることなく研修を受けられるようなカリキュラムであるかを軸に考えることを忘れないようにしましょう。

社員研修会社との打ち合わせが完了し、どのような社員研修を行うのか、どのように進めていくのかが具体的に決まったら、受講者に研修についての詳細を案内していきましょう。

開催日程や時間はもちろんのこと、どこで開催するのか、どのような内容かなどといった基本的な情報を伝えるほか、事前に閲覧しておくべき資料があればあわせて案内することを忘れないでください。

研修を開催する日になったら、カリキュラムの通りに社員研修を行いましょう。社員研修のプロに講師を依頼できるため安心ですが、受講者がきちんと内容を理解できているのかを随時確認しながら進めてもらうとより効果的です。

アフターフォロー／フィードバックを行う研修が一通り終わったら、研修をやりっ放しにしないためにもフィードバックが必要となります。

研修終了後にアンケートなどを実施して研修への感想を集めるだけでなく、研修を受けた上でどのようなパフォーマンスを残したいか、どのようなことを目標としたいかをヒアリングし、1〜3ヶ月後ほどに達成できたかどうかをチェックしましょう。

いかがでしたでしょうか。

少しでも参考になる情報がありましたら幸いです！

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