🌓

マーケティングリサーチを外部に依頼する際のメリット・デメリット

 

マーケティングリサーチを行うメリット・デメリット

メリットデメリット
・ユーザーの意見・考え方を知ることができる ・マーケティングや商品の方向性を明確にできる ・リスク回避・軌道修正が可能になる・コストがかかる ・集計・分析の時間がかかるとデータを活用できない ・情報漏洩のリスクがある

マーケティングリサーチを行う場合のメリット

  1. ユーザーの意見・考え方を知ることができる
メリットの1つ目はユーザーの意見や考え方を知ることができるという点です。
商品やサービスは、ユーザーに利用してもらわなければ存在意義がないものです。
実際の消費者・ユーザーのリアルな意見を知ることができれば、
商品の持つ強み・弱み・改善点などの特徴を多角的に知ることができるでしょう。
直接的な意見でなくても、特徴を知るためのヒントをつかむことができるかもしれません。
 
  1. マーケティングや商品の方向性を明確にできる
リサーチで得た情報は、今後の施作・宣伝などのマーケティング活動に生かすことができます。
方向性が明確になることは大きなメリットと言えるでしょう。
消費者の声が反映させた商品・サービスの開発にも生かすことができます。
消費者が求めるものを生み出せば、ヒット商品を生み出せる可能性が高くなるでしょう。
 
  1. リスク回避・軌道修正が可能になる
ターゲット層の声を反映した商品・サービスならハズレがなく、
大量投資の末に売り上げが全く立たなかったというような事態は避けることができます。
企業側が良いと思ったアイデアが必ずしもユーザーにもヒットするとは限らないものですが、
お金をかけてから想定と違ったとなると損失が大きくなってしまいます。
そこで事前に調査をしたり、途中でサンプル品についての感想・評価を得るなどすれば
軌道修正をおこなったり、改善策を講じたりすることができるでしょう。

マーケティングリサーチを行う場合のデメリット

  1. コストがかかる
当たり前のことではありますが、マーケティングリサーチを行うにはコストがかかります。
場合によってはコストが高額になることもあるでしょう。
会場を抑えたり、リサーチを行う人員を手配したりする場合は、
あらかじめどんな調査を行うのか、どれくらいのサンプル数が必要なのか、
そのためにどれくらいの費用がかかるのかなどを明確にしてから行うようにしましょう。
 
  1. 集計・分析の時間がかかるとデータを活用できない
サンプル数・設問数・調査方法によってはリサーチ結果の集計・分析に時間がかかります。
納期まで間がない場合はデータを活用することができないこともあるでしょう。
すぐに解答できる・その場で集計が取れる・サンプル数が少ない・選択質問が多く記述が少ない、
上記のような場合は集計・分析の時間を短縮させることができるでしょうが、
意見を記述するものが多い、消費者側に手間が発生する、そもそも調査方法がその場で完結しない
(返送が必要・試供品を利用する期間が必要など)場合などはその分の期間がかかります。
その分、より細かな声を拾うことができるかもしれませんが、
急ぎでデータが必要な場合やすぐ結果を知りたい場合は手法の工夫も必要です。
 
  1. 情報漏洩のリスクがある
例えば今後発売しようと思っている製品についてのアンケートを行う場合、
その製品についての情報が漏れてしまうと大きな損失になってしまいます。
先行して製品・サービスを利用してもらうような調査の場合は情報が漏れないように
マーケティングリサーチ会社のセキュリティ対策や取り組みなどを確認しましょう。
また、アンケート取得なども同様で、消費者・ユーザーの個人情報を含むものになりますので、
扱いを誤ると大きなトラブルになってしまいます。
こちらも機密情報の取り扱いについて確認をしてから依頼するようにしましょう。

自社で対応するメリット・デメリット

メリットデメリット
・すぐに着手できる ・コスト削減に繋がる ・自社製品・サービスを熟知した者が担当できる・リソースが割かれてしまう ・ノウハウがないと適切な調査ができない ・戦略・商品サービスに悪影響になることも

自社で行う場合のメリット

  1. すぐに着手できる
自社で行うのであれば、業者への連絡・見積もりの取得・依頼先の絞り込みなどがなく、
思い立ってすぐ立案・準備・実施ができるでしょう。
急ぎ且つノウハウがあるのであれば、手間をかけず自社で行うメリットはあります。
 
  1. コスト削減に繋がる
当然ながら外部業者へと依頼をすればその分のコストがかかります。
どうしてもコストを抑えたい・予算が捻出できない場合は自社対応は大きなメリットです。
その場合、自社人材をその業務に割く分のコストも計算をしましょう。
ロスの方が大きそうであれば方法・依頼規模などを見極めながら外部業者を頼る方が
かえって安くなることもあるのです。
 
  1. 自社の製品・サービスを熟知した者が担当できる
自社で行う場合は自社の経営理念や、サービス・商品のコンセプト、
サービス・商品に関わるデータなどを熟知した者が担当できるでしょう。
わからない部分があったとしても社内であればスピーディーに正しい情報を得ることができます。
一方で自社製品への思い込みが調査の妨げになったり、
設問等が想定の範囲を出ないリスクはありますので気をつけるようにしましょう。

自社で行う場合のデメリット

  1. リソースが割かれてしまう
自社で行う場合はその分の人的リソースが割かれてしまうことになります。
その人が本来行うべき業務が進まない、といったことも起こり得ますし、
場合によって大規模な調査の場合は部署ごと業務に支障が出てしまうこともあるでしょう。
増員が必要な場合なども出てくると自社で行うメリットがデメリットになってしまいます。
事前に、リソースとコストのバランスについてはしっかりと試算をするようにしましょう。
 
  1. ノウハウがないと適切な調査ができない
いざ自社でリサーチを行おうと思っても、全く初めての場合はノウハウがないですよね。
ネット等で調べて調査を行おうとしても果たしてそれが適切な方法なのか、
方法が適切だったとして設問の内容や集計・分析は正確なのかわからない可能性があります。
また、自社の製品・サービスの場合はバイアスがかかってしまい、客観的な調査が難しく、
気づいたら誘導してしまっていた・適切なデータにならなかったとなることもあります。
 
  1. 自社の戦略・商品サービスに悪影響になることも
調査が適切でない場合、影響を受けるのは自社のマーケティング戦略や商品・サービスです。
消費者の声を反映させて作ったはずの製品がお客様から「そうじゃない」と思われてしまう、
宣伝・広告の成果が出ずコストだけがかかってしまった、
そんなことになってしまうと大きな悪影響です。
マーケティングリサーチの意味がなく、マイナスを生んでしまうようでは困ります。
自社で行うことが適切か、適切な調査ができるのかなどを判断するようにしましょう。

マーケティングリサーチ会社に依頼するメリット・デメリット

メリットデメリット
・プロの力を借りることができる ・費用対効果でコスト分がペイできるかもしれない ・第三者目線で適切な調査を行なってもらえる・コストがかかる ・業者頼みになりがち

マーケティングリサーチ会社に依頼した場合のメリット

・プロの力を借りることができる
マーケティングリサーチは調査方法も多岐に渡りますし、設問の工夫なども必要で、
専門的な知識が欠かせない分野です。
もし自社にノウハウがない場合はどの方法が良いのか・どんな設問が良いのかから
念入りに調べないと動けません。
専門家であるPR会社に依頼すれば、どの方法が適切かアドバイスをしてくれるでしょうし、
過去の他社実績などから判断も効くでしょう。
マーケティングリサーチ会社は強い味方になってくれる存在で、依頼するメリットはあります。
 
費用対効果でコスト分がペイできるかもしれない
外部に依頼する分でかかるコストがネックで自社で対応している会社もあるかと思います。
確かにコストはかかってしまいますが、その分適切な調査によって生きたデータが取得できれば
自社製品や戦略へと還元させることができ、結果大きな利益に繋がる可能性があります。
トータルで見た時に費用対効果が良いのであればリサーチ費用は無駄にならないでしょう。
 
第三者目線で適切な調査を行なってもらえる
マーケティングリサーチ会社に依頼すると、客観的な第三者の目線で調査分析ができます。
自社では気がつかなかった部分も調査ができるでしょうし、
逆に自社がこだわりすぎている部分に重点を置きすぎない調査もできるでしょう。
社内にいると当たり前に思うことも、第三者から見ればそうではないということで、
中立的なマーケティングリサーチができればデータは価値あるものになります。

マーケティングリサーチ会社に依頼した場合のデメリット

・コストがかかる
やはりコストがかかる点はデメリットとなるでしょう。
しかし、上記の通り、コストにかなったデータが取れれば大きなメリットとなりますので、
調査方法や内容を整理しうまく活かせるものにすると良いでしょう。
また、もし定期的な調査が必要な内容の場合は、その分だけコストがかかり続けるということも
念頭に置いておく必要があります。
自社の人材を育成しないといつも業者頼みになってしまう
外部へ依頼すれば、経験豊富なスタッフに頼ることができます。
しかし、依頼することありきでは、自社の人材を育成することは難しいでしょう。
人材が育たなければいつまでもマーケティングリサーチ会社頼みになってしまいます。
この部分は外部へ依頼したい、と決めて取り組むのであれば良いのですが、
ノウハウを社内に蓄積する・人材を育成するなども計画しながら取り組むとより良いでしょう。
 

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
アイミツCLOUDへのご依頼はこちらから