🌓

情報システム代行を外注する際のメリット・デメリット

情報システム部門(略:情シス)とは、情報システムを専門に扱う部門のことで、
情報システム部門以外にもIT機器やIT環境を取り扱うことから、
IT部門、IT推進部など企業によって様々に称されるでしょう。
 
IT化が普及し、社内のシステムが増加している昨今、情報システム部門は
中小企業にとってなくてはならない部門です。
一方で、社内に情シス担当者が一人もいない、という会社もあるでしょう。
社内でネットワーク障害やシステムトラブルが起こった時に対処できる
人材がいないのは企業にとって危うい状態です。
情シスは採用コストも高く、雇用するハードルが高いため
雇用を諦めている企業も多いのではないでしょうか。
 
そこで「外注」が選択肢にあがることでしょう。
外注することで得られるメリットやデメリット、
情シスを外注する際の注意点などをお伝えします。

情報システム部門の業務を自社対応するメリット・デメリット

情報システム部門の業務を自社対応するメリット

1. 社内にノウハウが蓄積される

社内、つまりインハウスで業務を行えばノウハウが蓄積されます。
ノウハウとは
  • 社内でのデータ蓄積およびナレッジとしての活用
  • 新しいサービスの提供
といった面で役立ちます。
 

2. 担当者の離職リスク

一部のシステム担当者に依存する状態だと、その担当者が離職した途端
システムの開発、維持、メンテナンスがうまくいかなくなってしまうことが想定されます。
また、IT人材は市場で不足している状態です。IT人材が欠かせませんが
その確保はなかなか難しいでしょう。社内で育成するためには
まず育成のノウハウを蓄積するところから始める必要があります。
 

3. 人件費がかさむ

平均年収は、約500万円といわれています。
これは日本の平均年収と比較すると高い傾向にあり、更に上昇傾向にあります。
その為、発注するよりも、人件費や費用がかさむ事になり
また、人手不足の為、退職してしまうと、採用が困難なります。
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年から仕事の中身や働き方が
大きく変化しています。特に、各社でDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する
緊急度が上がってきており、それに伴いDX人材の採用強化に動く企業が増加。
コロナ禍においてもデジタル人材の採用競争は激化しました。
 

4. セキュリティトラブルの原因

セキュリティトラブルは何故起きてしまうのか、代表例である情報漏えいについて
主な原因を挙げられます。
  • 「管理ミス」(34.0%)
 パソコンの不具合が招くデータの紛失や行方不明。
 操作ミスによる、必要なデータの削除や上書きなど。
  • 「不正アクセス」(14.5%)
 不正アクセスによる、サーバ内データの外部流出や、サーバのシステム破壊による被害。
その為、高度な技術がない場合はセキュリティトラブルが起きてしまいます。
 

情報システム代行を外注するメリット・デメリット

1. 社員の業務負担を減らせる

中小企業の場合、情シス担当者が一人もいない、という場合も多いです。
本業の業務は別にあり、ITに詳しい社員が兼任で情シス担当を
請け負っているという状況もよくあります。
兼任で請け負っている情シス部分を外注することで、社員の負担を減らすことができ
売り上げに直結する業務に集中できることで、効率や生産性の向上にもつながるでしょう。
 

2. コア業務へ注力できる

情シスという業務負担を圧迫する仕事を外注することで、企業のコアとなる
カスタマーサポートや営業など、本来の仕事に集中できます。
特に中小企業では少ない人材でいかに売り上げを上げるかが課題となる為
情シスという手間のかかる業務を外注化することで
生産性を上げ、合理的に業務を進めていけるでしょう。
 

3. コスト削減

業務範囲を絞った情シス担当でしたら、年収500万円程度で雇える場合もありますが
ITの幅広い専門知識や、コミュニケーション能力、問題解決能力など
高いスキルを持った人材を雇用すると、年収1000万円かかることも珍しくありません。
 
一方で情シス業務を外注した場合、月5万円~30万円程度と
業務範囲に応じて月々の費用は変わります。
月30万円外注したとしても年間360万円と、年収500万円の社員を雇用するよりも
コストはかかりません。更に、外注であれば必要な部分だけを依頼できる為
効率よくコスト削減が実現できるでしょう。
 

4. 技術や仕組みのアップデートに早期対応できる

中小企業で、最新技術を効率よく活用できる高度なスキルを持った人材を
確保することはとても難しい為、そのような人材に外注することで
IT技術のアップデートに対応できることは大きなメリットです。
新しい技術や仕組みの知見を持った人材に外注することで
安心してIT業務を任せることができます。
 

情報システム代行を発注するデメリット

1. 社内にノウハウを蓄積できない

業務を外部に委託するので、業務ノウハウを社内に蓄積しにくくなります。
また、対応できる人材が社内で育成できないので、委託先に任せたままに
なってしまう可能性があります。
委託先の倒産やサービスの撤退など、アウトソーシングができなくなるリスクを考慮して
業務内容や進行方法など、自社である程度の情報を把握しておきましょう。
 

2. 意思疎通がうまく取れない可能性がある

情シスを発注すると、委託先が離れた場所で作業する可能性があります。
そのため意思の疎通が難しく、互いの認識のすれ違いや
作業指示に誤りが生じる場合が少なくありません。
 
また、業務に変更事項があったときは、委託先に連絡して情報を共有しなくてはならないため
対応に時間がかかってしまいます。委託先との意思の疎通、情報共有が
スムーズにできなければ、外注した効果が半減してしまうので十分気をつけましょう。
 
 
いかがでしたでしょうか。「自社にあった会社が見つからない」
「会社選びに時間が割けない」「まずは相談をしてみたい」
そんな時はお気軽に「アイミツCLOUD」までお問い合わせください。
あなたの要望にあった会社を無料で迅速にご紹介いたします。

アイミツCLOUDへのご依頼はこちらから