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印刷の平均費用と料金相場
この記事では「印刷の平均費用と料金相場」を分かりやすく解説いたします。
コロナ禍で紙離れが進む、という方もいますが、コミュニケーションを密に図りにくいからこそ、
店頭ポップやポスター、チラシ・フライヤーなど非接触で効果的に訴求できる紙媒体を活用される方も多いのです。
その一方で、気になってしまうのが制作費です。
チラシなどものによってはは1000枚・10000枚単位で刷ることもあるため、
印刷費用は懸念事項かと思いますので費用について見ていきましょう。
印刷費用の算出方法
まずはじめに、印刷にかかる費用がどのように算出されるのかチェックしていきましょう。
印刷工程でかかる費用…
「基本料金＋（通し単価×最低基準通し数以上の通し数）×版数」です。
基本料金
基本料金とは、印刷枚数にかかわらず、印刷の際に必ず行う作業に支払う料金です。
詳しい内容としては、色調整や、見当を合わせる作業（※）などが含まれます。
最低基準通し数
最低基準通し数とは印刷機に用紙を通し、印刷される回数の最低基準になります。
2,000枚と設定されている場合は、
2,000枚以下であれば1,000枚も100枚も基本料金は変わりません。
もしもその設定枚数よりも多い枚数を印刷するという場合、
基本料金＋それ以降の通し数×単価となり、さらにそれに版数をかけます。
この最低基準通し数が単価計算には重要になるのですが、
最低基準通し数・単価は、使用している印刷機や印刷会社によって異なるので注意しましょう。
＜用語解説＞
見当を合わせる：
見当を合わせるの「見当」とは、両面印刷時の表裏や印刷された色などの位置のこと。
見当を合わせる作業をしないと、断裁する際にどちらかの面がずれてしまうことが起こりえます。
付け合わせ
複数種類の印刷物がある時にまとめて印刷する方法です。
印刷会社が用いる印刷機は、大きな1枚に複数枚のポスターやチラシを印刷する機械なので
・A判サイズのフルサイズの用紙に8丁付け（チラシを8枚並べるようなイメージ）で印刷する
・A判フルサイズの半紙に4丁付け（チラシを4枚並べるようなイメージ）にする
などまとめて印刷して作りたい大きさに後から分割する方法で印刷をします。
同じものをたくさん刷るには確かに効率が良いですね。
※8丁付け・4丁付けなどの分割方法は、印刷枚数・サイズ、印刷機の種類によって異なります。
ここで、「付け合わせ」を活用するとコストカットができることがあるのです。
店名だけ変えた２種類の異なるチラシをそれぞれ10000枚・計20000枚作る場合で考えると、
例１／X店・Y店それぞれを別々に印刷して分割する
・A全判(A1サイズ)に8丁付で1250枚を印刷する作業をX店Y店分の2回行う
→(8枚×1250枚)×2店＝20000枚(X店・Y店10000枚ずつ)
となります。
同じ内容を付け合わせという方法を使って印刷してみましょう。
例２／X店・Y店をまとめて＝付け合わせて印刷して分割する
・A全判用紙に、X店名を4丁、Y店を4丁で2500枚印刷する作業を1回行う
※1枚の用紙に、2パターンのチラシが半分ずつ印刷されることになります。
→(X店4枚＋Y店4枚)×2500枚×1セット＝20000枚(X店・Y店10000枚ずつ)
「合計の通し数も同じだけど、これは付け合わせても同じじゃない？」と思いますよね。
しかし、ここで重要なのは合計の通し枚数ではありません。
1度で印刷するのと、2度に印刷するのとでは「基本料金」に差が生じてくるのです。
また、印刷は版を作ってそこにインクを乗せて作りますが、
「刷版の数」もまとめて刷るのと付け合わせて刷るのとでは違いますよね。
結果、付け合わせの方がお得になる可能性が高くなります。
※紙の質や紙の厚さ、色数、刷り色など全て同じでないと付け合わせは利用できません。
必ずできるものではないので相談をするようにしましょう。
種類別の印刷費用相場
チラシやポスター、冊子など種類別の費用を見てみましょう。
印刷費用は
・部数 ・仕上がりの種類 ・用紙の種類 ・モノクロまたはカラーどちらか
・片面か両面印刷か ・納期 ・その他オプション
などさまざまな条件によって変動します。
チラシ印刷
チラシを5,000部ほど印刷する場合、1～3万円程度が費用相場です。
チラシは片面か両面か、モノクロかカラーか、サイズはどうするかで変動があります。
片面の場合、モノクロ・カラーともに4～4.5円程、
両面の場合には6円程度からで印刷可能です。
封筒印刷
自社専用の封筒を印刷しておくと、ブランディングや会社の信用にもつながります。
角2サイズ500枚で8,000円程度、
長3サイズ500枚で5,000円程度が相場です。
尚、デザイン性があるものなので、デザイン・大きさ・カラーにより変動します。
名刺印刷
名刺印刷のみに特化した会社・サービスもあるほどビジネスにおいては必須の名刺。
大量に刷る必要はありませんが、100～300枚程度は印刷しておきたいものですよね。
名刺印刷の相場は、一般的な91ミリ×55ミリ100枚で600円程度。
2つ折りタイプの名刺やショップカード100枚で数千円程度になります。
パンフレット印刷
パンフレット・会社案内・カタログ類はやや費用がかかります。
フルカラー印刷で写真やイラストも幅広く取り入れる場合が多く紙質も大切になるためです。
光沢紙カラー印刷で8ページのパンフレットを印刷する場合、100部で2万5,000円程度。
より紙の質にこだわった場合・ページ数が増えた場合にはより費用が高くなります。
冊子印刷
ページ数の多い冊子印刷の場合、20ページを100部で3万円程度が相場となります。
パンフレットなどと異なりモノクロであったり、写真やイラストなどが不要であれば、
費用が抑えられます。
印刷にかかる費用をご紹介してきましたが、相場はあくまで相場で、
用紙や仕上がりの種類、カラーかモノクロかなどさまざまな条件によって費用は変動します。
より具体的な費用が知りたい場合は、アイミツCLOUDで相見積もりをお勧めします。