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編集プロダクションを外部へ依頼する際のメリット・デメリット

編集プロダクションは自社のスタッフが担うことで賄われている企業も多いかもしれません。
もし、その業務を外部へ依頼したらどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット・デメリットを考えてみましょう。

編集プロダクションを外部へ依頼するメリット

<Webデザイン・Webコンテンツ作成の場合>

最近ではWebサービス・アプリ・ソフトなどを駆使して、自社でやろうと思えば、
やれないことはないと思います。
しかし、Webコンテンツを専門にしていないスタッフが1からデザインをするのは難しいですし、
編集プロダクション会社はデザイナー・ライターがいる企業から依頼をされることもあるのです。
そのメリットとはなんでしょうか?
<メリット>
  1. 工数を自社のコンテンツ作りのために割かなくて済む
  1. 客観的な目線で俯瞰的なデザインをしてくれる
  1. プロのスキル・経験に頼ることができる

1. 工数を自社のコンテンツ作りのために割かなくて済む

自社で賄う場合は、通常ある業務の合間に作業をしなければなりません。
また、コンテンツ作りの経験が乏しい方の場合は必要なソフト類を覚えなければなりません。
そのリソースのロスを解消したいケースでは外部へ依頼するメリットがあるでしょう。

2. 客観的な目線で俯瞰的な編集作成をしてくれる

自社のスタッフが対応する時は、自社の商品・情報に触れすぎていてバイアスがかかってしまい、
どうしても主観的になりがちです。
第三者に相談していくことで、俯瞰的な、伝わりやすいコンテンツになるでしょう。

3. プロのスキル・経験に頼ることができる

自社に編集プロダクション作業ができるスタッフがいない場合は、とても重要になるのが、
「プロのスキル・経験」です。
ただ闇雲にコンテンツを作り出しても成果に繋がらないことが多いですが、
作成のプロであれば過去の経験や実績、ノウハウ・スキルを駆使して対応してくれるでしょう。
また、自社にコンテンツ作りができる方がいる場合でも、得意分野とずれてしまうなら、
より成果につながるものを求めてプロを頼るのも一案です。
何をどうすると伝わるか、というプロの経験・過去実績・分析は大きな役割を持ちます。

<紙媒体の編集プロダクションの場合>

紙媒体の場合もWebコンテンツ・Webデザインとメリットの違いはあまりなく、
上記3つは全て当てはまるでしょう。一つ大きな違いは「校正作業」です。
<メリット>
  1. 工数を自社のコンテンツ作りのために割かなくて済む
  1. 客観的な目線で俯瞰的なデザインをしてくれる
  1. プロのスキル・経験に頼ることができる
  1. 記事を自分で校正する必要がない

1~3:Webデザイン・Webコンテンツ作成のメリットと同様

4. 記事を自分で校正する必要がない

校正校閲は執筆とは異なり、専門的な知識が必要な作業です。
間違った情報を発信してしまうと、信用や評価にも大きく関わってきます。自社で校閲できる人材がいない場合は、新たに専門的な知識がある人を雇わなければいけないでしょう。
編集プロダクションに依頼した場合、校正校閲までしたものを納品してもらえるため、それらの負担やコストを削減できます。
校正校閲は執筆作業ともまた違って、専門知識・経験が必要な作業です。
刊行物ではWebコンテンツと違って、校正校閲、発行・納品まで進んだ後で
間違えているから差し替えたい、と思ってもできかねますよね。
内容によっては情報の間違いが信用問題になるものもあるでしょう。
編集プロダクション会社に依頼すれば、校正作業のプロが対応してくれますので、
安心して任せられ、校正校閲済みのものを納品してくれます。
これは大きなメリットと言えるでしょう。

編集プロダクションを外注する際のデメリット

一方外注するのではなく自社で対応するメリットもあります。
自社の事情や状況によっては、自社対応が適している場合もあるため、
メリット・デメリットについては把握しておくのがおすすめです。
<デメリット>
  1. コストがかかる
  1. 得意分野と離れた案件への対応の懸念がある
  1. 自社で作業を重ねていくと経験・ノウハウを蓄積できるかもしれない

1. コストがかかる

一番大きな違いは「コスト」ですよね。
便利なソフトやサービスなどを利用して自社のスタッフが頑張れば格安で作業できます。
コストをとにかく抑えたい場合には外部へ依頼することを躊躇われるかもしれません。
しかし、自社で行うとなるとデザイン経験者がいない場合、
・どんなデザインが良いのかそもそもアイディアが浮かばない
・ソフトを使いこなすまで時間がかかることがある
・場合によってはうまく出来上がらず発注せざるを得ない
など立ち止まってしまうと、余計にコストが掛かってしまう可能性があります。
そこは考慮に入れておきましょう。

2. 経験が浅い・得意分野ではない案件への対応の懸念がある

編集プロダクション会社側が、経験が浅い・得意としている分野ではないご依頼となると、
期待したものが出来上がらない可能性があります。
依頼前に価格だけで決めてしまうのは大変危険です。
事前にどんな実績があるのか、作りたいと思っているものに類似した実績があるのか、
などは最低限確認してから依頼するようにしないと、
「こんなはずではなかった」という結果につながることもあるでしょう。

3. 自社で作業を重ねていくと経験・ノウハウを蓄積できるかもしれない

これは「自社で作業を行うメリット」になりますが、
例えばWebデザイナーを雇う・社内でライティングを行いたい人材を育成すると、
その方が経験を積み重ねていけば立派に成長する可能性があります。
時間はかかりますが、経験もノウハウも蓄積していくことができるのです。
尚、当たり前の話ではありますが、
精一杯育てた人材が離職してしまうリスクや育成が上手くいかないリスクはありますので、
兼ね合いを考えてどちらが良いか検討しましょう。
 

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になる情報がありましたら幸いです!
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