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入退室管理システムの費用相場
この記事では「入退室管理システムの費用相場」を分かりやすく解説いたします。
「どのくらいの費用感か分からない」「値段・相場を知りたい」という方におすすめです。
入退室管理システムの費用の仕組み
入退室管理システムの費用の仕組み
入退室管理システムを導入する際は、内訳として下記の費用がかかります。
・初期費用
・保守・運用費用(ランニングコスト)
1. 初期費用
・端末機器費用
端末は暗証番号を入力したり、認証キーを認証したりする端末のことを示します。
また、それ以外にも機器は必要です。
・端末を集中管理する機器
・カードキー
などもこの端末機器費用に含まれます。
※カードキーは1枚増えるごとに料金がかさみますので注意が必要です。
・サーバー費用
こちらは保守管理機器としてサーバーを購入する場合に必要になります。
オンプレミス型のシステムでは必要になりますが、クラウド型システムでは不要になる項目です。
・工事費用
工事費用は、端末の取付や配線工事などにかかる費用です。
2. 保守・運用費用(ランニングコスト)
システムを運用するのにかかる費用で具体的な例をみてみましょう。
・サーバーの保守管理費用
オンプレミス型の入退室管理システムでは導入後の保守管理が必要です。
また、システムをアップデートする場合はその分の費用も必要です。
※クラウド型システムの場合はサービス提供側で保守・メンテナンスを行うため不要になります。
・サービス利用料
システムや契約方法によりますが、サービスの利用料が発生する場合があります。
クラウド型サービスなどでは月額・年額など各社の取り決めにより費用や支払いタイミングが
異なります。必ず事前に確認をしましょう。
入退室システムを複数箇所に設置する場合、ランニングコストは導入数分かかることもあります。
入退室管理システムの費用相場
| 認証方式 | おおよその全体額 |
| 暗証番号方式 | 2-10万円 |
| ICカード認証方式 | 40〜100万円 |
| スマートロック認証方式 | 2〜9万円 |
| 指紋認証方式 | 30万円-70万円 |
| 静脈認証方式 | 50〜100万円 |
| 虹彩認証方式 | 60〜120万円 |
| 顔認証方式 | 20〜150万 |
暗証番号認証
テンキー認証は、以下の費用がかかります。
・端末費用（テンキー）：2-10万円/台
・保守、サポート費用
端末2-10万円ほどと、ほかの入退室管理システムに比べコストが抑えられます。
ICカード方式
ICカード方式の場合、以下の費用がかかります。
・端末費用（ICカードリーダー）：4-6万円/台
・コントローラー費用：20-40万円
・サーバー費用：20-50万円
・ICカード費用：一枚あたり数千円程度
・保守・サポート費用
※必要に応じてサーバー代がかかります。
規模にもよりますが、全体で40〜100万円ほどです。ICカードは1枚数千円ほどで、紛失した場合に再発行手数料が発生します。
スマートロック認証
スマートロックは、以下の費用がかかります。
・端末費用（認証機器）：1万円-6万円/台
・月額サービス利用料：1万円-3万円/台
・保守・サポート費
・ICカード費用：一枚あたり数千円程度 ※ICカード利用の場合
全体で2〜9万円ほどと比較的安価です。初期費用が無料のケースもありますが、その場合月額サービス利用料が高くなりやすい傾向があります。
指紋認証
指紋認証は、以下の費用がかかります。
・端末費用（認証機器）：10万-20円/台
・サーバー費用：20-50万円
・保守、サポート費用
全体で30万円-70万円ほどです。
静脈認証
静脈認証は、以下の費用がかかります。
・端末費用（認証機器）：30万円-50万円/台
・サーバー費用：20-50万円/台
・保守・サポート費
全体で50〜100万円ほどと、同じ生体認証の指紋認証と比べてやや費用が高くなります。
虹彩認証
虹彩認証は、以下の費用がかかります。
・端末費用（認証機器）：40万円-70万円/台
・サーバー費用：20-50万円/台
・保守・サポート費
全体で60〜120万円ほどで、ほかと比べて費用が高額になります。
顔認証
顔認証システムは、オンプレミス型とクラウド型で費用が大きく異なります。
オンプレミス型は導入時にサーバーを購入する必要があるため、サーバー代だけで数百万円の初期費用がかかることがあります。
また、ランニングコストとして、サーバーの保守費用やシステムバージョンアップをした際の費用が必要となります。自社にサーバーを設置するため、電気代も発生します。
一方のクラウド型は、サーバーを購入する必要がないため、初期費用は端末代と工事代のみ。
一般的に、サーバーの保守やシステムバージョンアップの費用はクラウドサービスの提供者側が行うため、保守費用もかかりません。
クラウド型の場合、システムを利用するためのサービス料が発生します。
このように、サーバーのタイプや規模によって、費用は20〜150万と大きく開きがあります。
いかがでしたでしょうか。
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