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電気工事を発注する手順

電気は会社での業務に大きな影響を与えることから、発注業者とのやりとりに関する
スケジュールや実際の電気工事にかかる日数についてはしっかりと確認しておく必要があります。
本記事では、電気工事にかかる期間やスケジュールについて紹介します。
 

1.電気工事依頼するのに必要な期間とは

電気工事は電気に関する幅広い工事や作業の総称です。そのため、どのような電気工事を
実施するのかによって必要な期間が変わってきます。ここでは、電気工事の代表的なものである
構内電気設備工事や照明設備工事で必要な期間について紹介します。
 

送配電線工事に必要な期間とは

構内電気設備工事とは、会社内に電気設備を設置したり、必要な設備への配線を確保したりする
工事です。新しいオフィスを建設・増設する際に必要となる電気工事で、多くの企業が
発注依頼をしています。工事の内容次第ではあるものの、構内電気設備工事は動力設備や
幹線などを取り扱うため工事が大がかりになることもあります。
簡単なものであれば1日から数日で完了しますが、巨大施設に関わる構内電気設備工事の場合は
数ヶ月以上かかる場合もあるでしょう。
 

照明設備工事に必要な期間とは

照明設備工事とは、会場やオフィスを照らす照明を変更する工事で、照明の交換やLED設備の
取り付けなどを実施します。
加えて、空間全体の明るさを調整したり、照明に関する電気代の年間見積もりや電気代節約の
施策などをしたりすることもあります。電球の変更だけであれば電子工事士の資格は
必要ありませんが、照明器具の変更が必要になる場合には電気工事士の資格が
必要になるのが一般的です。また、照明を変更している間はその部屋で仕事ができなくなるため
スケジュール調節が非常に重要です。規模によっては1日で完了するものの、大規模な場合は
数週間かかることもあります。
 

2.電気工事依頼の手順

ここからは電気工事会社で依頼した場合、どのような手順やスケジュールで進むのかを詳しく
解説していきます。それぞれの工程でどれぐらいの日数を見積ればよいかを把握しておくことで
自社の予定に合わせて依頼することができるため、しっかりとチェックしていきましょう。
 

1.依頼する内容の整理

まずは社内で、電気工事で実現したいことを整理・検討します。
例えば、オフィスの明るさが十分でないため照明設備の取り替えおよび設置をしたい
電気代節約のためにLEDライトに変更したい、新オフィスの照明を変更し華やかにしたいなどが
挙げられるでしょう。
緊急時対応であれば、電気工事の内容決定までが比較的スピーディに進む一方、オフィスの
リニューアル等に関しては多様な意見が集まる可能性があるため、思った以上に
時間がかかる場合があります。会議などで検討することも視野にいれた上で、数週間から
数ヶ月の見積もりで電気工事の整理・検討を進めていくとよいでしょう。
 

2.発注先の選定

工事の内容が決まったら、外注業者選びを実施します。
電気工事会社によって得意とする業務内容や費用、実施スケジュール等は様々のため
自社の案件にぴったり合った外注業者を見つけるのが非常に重要です。
発注先選びは1日でも実施できますが、急いで探してしまうと適切な発注業者を
選べないこともあるため、1週間程度の余裕を持っておくとよいでしょう。
 

3.発注先との打ち合わせ・下見・見積もり

外注先が決まり次第、打ち合わせや下見、見積もりを依頼します。
電気工事は実施する規模や内容、現場の様子によってかかる日数や費用が大きく変わるため
電気工事会社による下見が必須です。
しかし、電気工事会社のスケジュールが立て込んでいる場合などは下見の日程調節に
時間がかかる場合もあります。また、見積もりに関しても下見をした後でないと
実施できないことから、下見後に数日間必要となる場合もあります。
電気工事会社に依頼した後、下見と見積もりが完了するまで1週間~2週間程度の
見通しを持っておくとよいでしょう。
 

4.発注・スケジュール調節

見積もりに問題がなければ、工事の発注およびスケジュール調節に入ります。
この工程は電話やメールでも実施できるため、1日~数日のやりとりで完了するのが一般的です。
ただし、発注先が抱えている仕事量によってスケジュールが変わってくるため
いつ頃の工事になるのかについてしっかりと確認しておきましょう。
また、電気工事会社によっては発注時に一部の前納金が必要になる場合もあります。
工事を少しでも早く実施したい場合には、支払いタイミングや支払い方法についても
確認・検討しておくことをおすすめします。
 

5.電気工事の実施

予定されているスケジュールで電気工事を実施します。電気工事にかかる日数は工事の規模や
内容などに大きく影響を受けます。
簡単な工事であれば数時間で終了するのに対し、大規模な電気工事では数ヶ月数年かかる場合も。配電線の工事を1つとっても、壁内の配電線を変更すればよいだけの案件から、壁を取り壊して
実施ししなければならないものまで様々です。
電気工事会社に見積もりを依頼した際は、予想される作業時間や日数についてもしっかりと
確認しましょう。また、電気工事と他の工事を同時に実施する必要がある場合などは
他の工事の進捗状況によって作業開始日が左右される点も考慮しておくとよいでしょう。
 

6.確認・支払い(完了)

工事終了後には、発注業者と共に工事箇所の確認を行います。工事箇所が元通りになっているか
どうか、危険が潜んでいる場所はないかなどを確認してください。
ここでは、新しい電気設備等を導入・設置した場合には使い方の説明を受けます。
設備を利用する可能性のある従業員を集め、発注業者からまとめて説明してもらうことで
時間を削減できます。
また、業務後の支払いが必要な場合には支払い準備および支払いを行います。
電気工事の規模によりますが、この工程に関しては1日あれば完了します。
 

7.事後確認や保守・メンテナンス

工事現場の様子を定期的に確認したり、工事によって変更があった内容を従業員に
周知したりします。
特に、多くの従業員が取り扱う電気設備を導入した場合には、すべての従業員が安全に
利用できるようにしっかりと説明を行う必要があります。
また、電気設備は時間とともに劣化するため、電気工事会社に定期的なメンテナンスや
保守点検を依頼することも重要です。
 

3.電気工事のスケジュールを組むときのポイント

電気工事のスケジュールを組む際に注意したいことを紹介します。
 

下見抜きでのスケジュール把握は困難

別の案件であれば電話やメールでスケジュール相談が可能ですが、電気工事では現場の状況に
大きく影響を受けるため、基本的には下見をせずに見積もりや、日程を決めることはできません。
もしくは、先に見積もりを出してもらった際も、実際のスケジュールとは大きく異なる場合が
あります。そのため、できる限り早く下見依頼を行うのが電気工事をスムーズに進めるためには
重要です。
 

工期が遅れる可能性は十分にありうる

電気工事は工期が遅れることも多い工事の1つです。主な理由として、資材が予定通りに
受け取れなかった、作業員の勤務状況に問題が生じた、無理な工期を組みすぎていたなどが
挙げられます。
電気工事はできる限り早く実施し完了したいという企業も多いと思いますが、余裕を持った
工期スケジュールが組まれていることも電気工事の品質を上げるために重要です。
スケジュールについては外注先としっかりと話し合い、多少の余裕を持たせた日程を
組むとよいでしょう。
 

別案件との調整が必要な場合は特に注意が必要

電気工事単独の作業であれば問題ありませんが、他の工事と同時に実施する場合には
注意が必要です。例えば、新築のオフィスの電気工事を実施する際には、基盤となる建物が
完成もしくは電気工事段階になっていなければ電気工事を実施することができません。
複数の工事を同時平行で実施する場合には予定よりも遅延する可能性が高い点についても
事前に把握しておくとよいでしょう。
 
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