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データセンターについて

はじめに、データセンターとは何なのかを確認していきましょう。

データセンターとは

データセンターとは、データを管理するための建物のことで、
主にはサーバー・ネットワーク機器などを保守管理するための設備を備えたものです。
膨大なサーバーを置くことができるよう、内部にはサーバーを収納するためのラックが並び、
サーバーだけでなく関連するネットワーク機器も収納することができるようになっています。
また、ただサーバーを置いておけば良いというものではなく、
  • 適切な空調・冷却システムを備え、熱を逃すことでダメージが起きないようにする
  • 電源設備やネット回線を円滑に利用できる・冗長化できるようにする
  • セキュリティ面でのリスクを回避することができる
などの工夫が施されています。
それだけでなく、万一の大規模災害・火災発生時などにも耐えられるように
  • 建物本体の構造が免震・耐震構造など強固なものでできている
  • 鎮火するにあたって機器へのダメージがないもの(窒素・二酸化炭素など)を利用できる
などの設備が整っています。
そのため、自社にサーバーを設置し、管理保守するより、
設備が整ったデータセンターを活用する企業も増えているようです。
2021年末時点の国内における事業者データセンター延べ床面積の合計は263万400平方メートル、2026年には390万5100平方メートルに増加し、年間平均成長率8.2%で増加すると予測
IDC Japan株式会社 2022年4月20日発表 https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1404315.html

データセンターの種類

データセンターの主な種類を見ていきましょう。
データサーバーには
「ハウジング」と「ホスティング」の2つがあります。
ここでいう種類とは利用できるもの・自社が用意するものの違いとなり、
どちらもデータセンターという建物があることには変わりありません。
その建物の中に何を持ち込み何を設置するのか、何を貸し出すのかといった
「提供するサービス」の違いになります。
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ハウジングホスティング
ラック・スペース・回線等 設備の用意データセンター側データセンター側
サーバー・ネットワーク機器等 ハードウェアの用意利用者データセンター側
ハードウェアの管理利用者データセンター側

ハウジング(コロケーション)

  • 自社のサーバーをデータセンターに設置する
「ハウジング」とはデータセンターという「箱」をお借りするサービスと考えると良いでしょう。
データセンターのサーバーを収納するラックや機器・スペースをお借りし、
自社でサーバーを用意する・または現在使用しているサーバーを継続して使用し、
保守運用についても自社で行うサービスになります。
自社で使用しているサーバーをそのまま使用できるので、初期費用を抑えたい場合や、
ある程度のものと保守運用人材が揃っている場合はハウジングを検討することもできるでしょう。
※綿密にはコロケーションは専有スペースを、ハウジングはラックを借りるものになるようです。

ホスティング

  • サーバー・ネットワーク機器を借りる
「ホスティング」の場合は自社で何かを用意することは必要ありません。
データセンター側で用意したサーバーおよびネットワーク機器を借りて使用します。
運用・保守もデータセンター側で行うため自社の負担が少なく、導入しやすいのが特徴です。
しかし、OSの種類が選べない可能性があるなど、自社向きにカスタマイズできない可能性もあり
導入前に必ず仕様やレンタルの範囲について確認するようにしましょう。

 ホスティングサービスの種類

ホスティングサービスはさらに3つの種類に分けることができます。
・共有ホスティングサービス:
1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有・管理者権限なし
・専用ホスティングサービス:
1台の物理サーバーを1人のユーザーが専有・管理者権限あり
・VPS(仮想専用)ホスティングサービス:
1台の物理サーバーを仮想分割し、各ユーザーが専用サーバーのように利用・管理者権限あり
 
共有方式は安価ですが、専用方式より安定性・カスタマイズ性が低くなります。
また、物理サーバーの場合は性能や容量が固定ですが、
VPSはソフトウェア環境や設定を維持したまま容易に拡張・縮小できます。
<クラウドサーバーとの違いとは>
クラウドサーバーとは、インターネット上のクラウドサービスの一つで、
インターネット経由で仮想サーバーを利用するものです。
クラウド型の場合は契約しても実態としてのサーバーを設置する必要がありません。
また、契約の範囲・オプションの範囲が選べることが多いので、
オプション構成によって性能・容量を自在に変更でき、料金もそれに応じて変動します。
自由度が高く利用しやすい点がメリットとなりますが、
性能・容量などについての知識がないとオプションが選べない、
サービス構成が複雑でクラウドコンピューティングに精通したスタッフが必要である
などは懸念点になるでしょう。

いかがでしたでしょうか。
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