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人材紹介を依頼する際のメリット・デメリット

人材採用は、自社で採用活動を行うか、人材紹介会社に外注するか、
悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
人材紹介以外にも方法があるので、「人材紹介を使ってみよう」と思う前に、
おそらくハローワークを利用してみたり、他の採用方法を検討したりもする方が多いと思います。
それでは、「やっぱり人材紹介を使おう」と思う決め手は何なのでしょうか。
このページでは人材紹介のメリット・デメリットを紹介いたします。

自社で人材を募集する場合と外部へ依頼する場合の違い

 
企業が人材を採用する場合、
自社で採用活動を行う方法と、人材紹介会社など外部に依頼する方法の2つが考えられます。
それぞれの主な活動方法と採用担当者の対応範囲を見てみましょう。
自社での人材募集は、どういった手段を利用する場合でも、採用担当者の負担が大きくなります。
人材紹介会社に依頼すると、採用に関わる業務の多くを人材紹介会社がサポートしてくれるので、
採用担当者の負担は軽減されるでしょう。
希望する人材のスキル・実務年数・所有資格といった条件を伝えることで、
・顧客企業に適した人材の選定
・面接の日程調整や採用連絡
・(サーチ型であれば)転職を希望してない層も含めてヘッドハンティング
など、トータルでサポートしてもらえます。

自社対応した場合のメリット・デメリット

こちらでは、採用活動を自社対応した場合のメリットとデメリットを解説します。
自社募集では多様な手段から選択できるものの、採用が難航すると費用がかかることがあります。
自社での人材募集を検討している方は、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
 
<自社対応した場合メリット・デメリットまとめ>
メリットデメリット
幅広い手段から選べる・手間と時間がかかる ・採用コストが高額になるケースも

メリット:幅広い手段から選べる

企業が自社で人材募集しようと考えた場合、複数の手段を選択することが可能です。
・紙媒体への掲載(求人情報誌・新聞の求人広告欄・折込チラシなど)
・ハローワークや求人サイトへの掲載
・自社の求人サイト掲載
・自社社員からの紹介
・SNSでの人材募集掲載
近年、Facebook 、Twitter、InstagramなどSNSを活用して人材募集を行う企業も増えています。
また、多くの求職者にアピールしたい場合は、有名な大手求人サイトの利用がおすすめです。
利用者の多い求人サイトに情報を掲載すれば目に留まり応募人数を増やせる可能性が高まります。
 

デメリット1:手間と時間がかかる

自社対応を行う場合の大きなデメリットとして、手間と時間を要する点が挙げられます。
・求人情報の精査・掲載内容の執筆・掲載内容の更新などに、多くの手間がかかる
・応募者との連絡など、応募者が多ければ多いほど採用担当者の業務負担が増加する
・手間と時間をかけても、採用に繋がるとは言い切れない
人材が見つからず、採用活動に長い期間を費やす可能性もあり得るのです。
 

デメリット2:採用コストが高額になるケースも

募集方法によっては、採用コストが高額になってしまうケースがあります。
例えば、企業の魅力を伝える上で有効な手段と言える自社の採用サイトは、
一般的に数十万円~数百万円の制作費が発生し、運営を外注すればメンテナンス費用も必要です。
さらに求人広告も定期的に打つと、より多くの費用がかかります。
また多くの掲載費用を投じても、採用につながらない恐れがある点もデメリットです。
 
ハローワーク・無料で掲載できる求人サイトを利用するといった採用活動も可能ですが、
効果が出なければ意味がありません。
スムーズな採用を目指すのであれば、それなりの予算を組むことも重要になってきます。
コストと予測できる成果のバランスを見ながら戦略を立てることが大切です。
 
 

人材紹介会社に外注した場合のメリット・デメリット

ここからは、人材紹介の外注した場合のメリットとデメリットを解説します。
 
<人材紹介会社に外注した場合メリット・デメリットのまとめ>
メリットデメリット
・初期費用がかからない ・採用活動を効率化することができる ・採用のミスマッチを減らせる ・ハイクラスな人材にも出会える ・非公開求人での募集が可能 ・専任担当者が効率的に採用をサポート・費用は比較的高め ・採用に関するノウハウを蓄積できない ・限定的な範囲での募集になる

メリット1:初期費用がかからない

人材紹介を利用する最大のメリットは、初期費用をかけずに採用活動を行える点です。
自社で採用活動行うと、求人広告を掲載する費用をはじめ、さまざまなコストが発生します。
加えて、費用をかけてても、必ずしも求めている人材を獲得できる保障はないのです。
その点、人材紹介は成功報酬型なので、希望する人材が入社するまで費用が発生しません。
コストをかけずに納得できる人材を獲得するまで採用活動を継続することも可能です。

メリット2:採用活動を効率化することができる

人材紹介の外注のメリットとして、採用活動の効率化が挙げられます。
・求人情報の作成から面接の日程調整
・給与に関する条件の交渉
・選考結果の連絡
など、多岐にわたる候補者とのやり取りをまとめて任せることができます。
採用担当者が行うことといえば、選考と採用通知書の作成・送付、契約書などの準備だけです。
そのため、採用活動や採用担当者の業務負担は大幅に軽減できます。
また、自社での採用活動に比べ短期間で募集が行える点もメリット。
ヒアリングなど簡単な手順で募集が開始できるため、急募案件にもおすすめです。

メリット3:採用のミスマッチを減らせる

紹介された人材とのミスマッチが少ない点も魅力の1つです。
人材紹介のエキスパートがサポートするため、顧客企業の希望条件に沿った人材紹介が可能です。
若年層から実務年数の長いベテランまで、幅広い人材から選出してくれるでしょう。
さらに、総合型*の人材紹介会社と特化型**の人材紹介会社を使い分ける方法もあります。
希望に合わせて人材紹介会社を選択すれば、ミスマッチを更に軽減することが可能です。
 
<用語解説>
総合型人材紹介会社*:
その言葉の通り、総合的に幅広い求人に対応する人材紹介会社です。
特定の業界・職種に限らず、幅広い人材を網羅しているため、
複数業務を並行してこなすような職場・配置転換が多い企業などにも向いています。
また、担当者はオールラウンドに業務をこなし慣れているので、
募集する部署が複数ある、それぞれ特徴が異なる場合などでも相談に乗ってくれるでしょう。
特化型人材紹介会社**
ある業界・職種に特化した求人に対応できる人材紹介会社です。
切り口は各会社によって異なり、業種・職種、あるいは年齢やポジションなど、
特有の専門性に対応できる人材を取り揃えています。
また、担当者自身が特定の業界・職種に精通するノウハウを持っているので、
企業が求める人材を正確にヒアリングし、見合った人材を紹介できる点も魅力です。
 

メリット4:ハイクラスな人材にも出会える

自社では難しいアプローチ手段が可能という点も大きなメリットの一つです。
人材紹介会社には「サーチ型」という手法の採用活動があります。
サーチ型とは、現状転職を希望していない層にまでターゲットを広げ、人材を探す手法。
経営層やエグゼクティブ層、高いスキルを要する専門職を手掛ける人材確保に適しており、
自社で探し出して採用することが難しい人材の採用も期待できます。

メリット5:非公開求人での募集が可能

人材紹介会社を利用すれば非公開求人での募集も可能です。
自社で採用活動を行う場合では、情報を非公開にする求人は基本的に不可能ですよね。
会社名や職務内容、条件などは最低限でも明記しなければ採用活動ができません。
しかし、新規プロジェクトメンバーの募集や役員などの幹部ポジションを募集する場合は、
他社に採用活動を知られたくないケースもあるでしょう。
そのようなケースでも、人材紹介会社を利用すれば、他社に知られずに採用活動を行えます。
また、採用の可能性が低い人材からの応募殺到を防げる点も、非公開求人のメリットです。

メリット6:専任担当者が効率的に採用をサポート

一般的な採用活動では、知名度が高い企業に応募が集まりがちです。
知名度が低い企業や小規模な企業には、多くの応募が集まらないことも考えられるでしょう。
求人はするものの、なかなか応募の質や数を確保できないとお悩みの方も少なくないはずです。
人材紹介会社を利用した場合は、
専任の担当者が求人票だけではわからない自社の魅力を口頭で説明してくれます。
そのため、転職サイトや就職情報誌では集まらなかった層からの応募にも期待できるでしょう。
人材紹介会社を利用すれば、企業の知名度や規模に左右されることなく、応募者を集められます。
自社の魅力をアピールしやすいように、人材紹介会社の担当者と連携を図りましょう。
 

デメリット1:費用は比較的高め

人材紹介会社は成功報酬を採用しているケースが多くなります。
採用が決定するまで費用負担の必要がないので、初期費用が抑えられる点が魅力です。
求人サイトや紙媒体のような広告費が発生しないため、コストを抑えて募集できるでしょう。
しかし、採用が決まった場合のコストは高額になる場合がほとんどです。
人材紹介会社を利用し人材を採用すると、紹介手数料が発生します。
一般的には対象者の見込み年収の30~35%が相場であり、
さらに、専門的な人材やエグゼクティブ層の採用では、手数料の割合は高くなるでしょう。
採用人数分の手数料が発生するため、大量採用では採用コストが高額になる点も注意が必要です。
 

デメリット2:採用に関するノウハウを蓄積できない

人材紹介会社を利用すれば、採用関連のほぼ全ての業務を代行してもらうことが可能です。
これはメリットでもあり、デメリットとなるのです。
つまり、自社に採用活動のノウハウを蓄積できないことを意味します。
採用活動に関するノウハウがなければ、いつまで経っても人材紹介会社任せになってしまいます。
人材紹介会社に支払う手数料は、ほかの採用方法と比べると高額です。
優秀な人材を確保し続けるには、継続的に高額な手数料を支払いつづけなければなりません。
すべての工程を人材紹介会社任せにしてしまうと、
人材紹介会社なしでは採用活動が一切行えなくなることも考えられるため、注意が必要です。
 

デメリット3:限定的な範囲での募集になる

人材紹介会社からの紹介は、その人材紹介会社が保有するデータベースの中から行われます。
つまり、人材紹介会社のデータベースに含まれない人材は紹介してもらえないということです。
人材紹介会社への登録者数は、首都圏や近畿圏、中京圏など、人口が多い地域に偏りがちです。
登録者数が少ないエリアではなかなかマッチングにいたらないケースも見受けられます。
また、職種や条件によっては、紹介してもらえない可能性もあるでしょう。
 

いかがでしたでしょうか。
人材募集を自社対応した場合と、
人材紹介会社に外注した場合のメリット・デメリットを解説しました。
人材紹介会社への外注は、企業の負担を軽減しミスマッチの低い人材紹介が期待できる手段です。
ぜひ御社の検討の参考にしてみてください!
 
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